向こう1か月は、気温が平年より高く、暑さを感じられる日もある見込みです。西から気圧の谷が近づく日が多い傾向となっているため、日本海側では平年より雨の降る日が多くなる可能性があります。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

今年初の真夏日を観測

今日(18日)は広い範囲で気温が上がり、午後3時までの最高気温は全般に20度前後で、内陸では25度くらいまで上がった所がありました。
午後3時までに道内で最も気温が高くなったのは、十勝地方の足寄で30.2度まで上がり、道内では今年初めての真夏日(最高気温30度以上)を観測しました。
なお、例年、道内でその年初めての真夏日が観測されるのは5月28日頃で、昨年は5月6日に初真夏日となりました。

1週目(5月20日〜26日) 週末は雨の所も

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今日(18日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
明日(19日)の北海道は、道南方面や道東は雲が広がりやすく、午後は雨の降る所が多くなるでしょう。雨の量が多くなることはありませんが、十勝地方の山沿いなどでは一時的に降り方が強まることもありそうです。一方、道北や道央、オホーツク海側は全般に晴れて、日差しに恵まれる見込みです。

土曜日から月曜日にかけては、低気圧や気圧の谷の影響で、雨の降る所があるでしょう。週末の外出は雨具が必要な地域が多くなりそうです。火曜日以降は、晴れ間や日差しの出る日が多くなるでしょう。

気温は土曜日まで平年並みか高いですが、その後はいったん平年並みか低くなる見込みです。道北などでは日中でも一桁にとどまる所もあるでしょう。水曜日からの最高気温は、次第に平年並みか高くなる見込みです。

2週目(5月27日〜6月2日) リラ冷えの可能性は低い?

低気圧と高気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わるでしょう。
気温は平年並みか高めで、ぽかぽか陽気となる日もある見込みです。北海道ではライラックの咲くこの頃に、寒気が流れ込んで気温が低くなることを"リラ冷え"(本州でいう"花冷え")といいますが、この頃にリラ冷えとなる可能性は低い見込みです。

3〜4週目(6月3日〜16日) 極端に暑い日は少なそう 暑熱順化をしよう

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引き続き、低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わりやすいでしょう。気温は平年並みで、極端に暑くなる日はない見込みです。

この時期は、「暑熱順化」を行うことが大切です。暑熱順化とは、体が暑さに慣れることをいい、暑熱順化が完了するには個人差はありますが、数日から2週間ほどかかるといわれています。
体を暑さに慣れさせることが重要なため、気温が上がって熱中症の危険が高まる前に、汗をかくことが重要です。普段から適度な運動や入浴をして、暑さに強い体作りを心がけましょう。