きょう2日(土)も、広い範囲で晴れる。気温が速いペースで上がり、近畿や東海、関東を中心に猛暑日も。熱中症対策を。一方、前線が通過する東北北部は雨や雷雨で、局地的に激しく降る。台風11号が近づく沖縄の先島諸島は非常に強い風が吹く見込み。

高気圧の圏内 東北北部に前線 南には台風

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きょう2日(土)も、高気圧が日本の東から張り出します。
一方、前線が北日本を通過。この影響を強く受けるのは、東北北部です。
沖縄の先島諸島には、台風11号が次第に近づくでしょう。また、台風12号が小笠原諸島へ近づく予想です。

沖縄は、本島地方と大東島地方は日差しが届きますが、風が強まり、波が高まるでしょう。先島諸島は雨が降ったりやんだりで、夜は雨脚が強まりそうです。夕方からあす3日の午前にかけては、看板が落下するような非常に強い風が吹き、海は大しけの状態が続くでしょう。
九州や中国、四国は雲の間から日が差して、近畿から東北南部は大体晴れるでしょう。ただ、午前、午後ともに、所々でにわか雨や雷雨がありそうです。また、台風12号が近づく小笠原諸島は、今夜からあす3日の明け方まで雨や風が強まるでしょう。
東北北部は、前線が通過するため昼過ぎまで大気の状態が不安定。急に強まる雨、落雷、突風に注意が必要です。局地的には、道路が冠水するような激しい雨が降ります。
北海道は天気が回復へ。午後は晴れのエリアが広がってくるでしょう。

最高気温 きょうも広く30℃以上 猛暑日も

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最高気温は、雨の降る時間が長い東北北部は、きのうより低く、28℃前後の所が多いでしょう。暑さは幾分落ち着きます。
そのほかの各地は、広く30℃を超える予想。近畿や東海、関東甲信の内陸を中心に、猛烈な暑さの所もあるでしょう。
熱中症情報を見てみますと、全国的に「警戒」以上で、東京をはじめ「危険」レベルの所もあります。
きょうも、熱中症対策が欠かせません。こまめな水分補給、適度な塩分補給を心がけてください。
屋外のレジャーは、無理は禁物です。保冷剤や、凍らせたペットボトルを活用するなど、体の負担を和らげるための工夫をなさってください。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。