今日29日(金)は南から暖かな空気が流れ込み、九州から東北にかけて、平年より大幅に高い気温となった所が多くなりました。大阪市、福島市では今年に入って初めて最高気温が20℃を上回り、高知市では最高気温が25℃以上の夏日を観測。東京都心も22.2℃まで気温が上がり、桜の開花を促す暖かさとなりました。
そしてこの先も暖かな日が多くなり、東京都心でも夏日を観測する可能性があります。

今日29日(金)は全国的に暖かく 西日本では夏日を観測した所も

今日29日(金)は南から暖かな空気が流れ込み、全国的に平年より気温が高くなりました。
特に九州から東北にかけては、最高気温が平年より大幅に高い所が多くなりました。

16時までの最高気温
東京都心:22.2℃(5月上旬並み)
福島市 :20.5℃(4月下旬並み、今年初の20℃以上)
大阪市 :21.1℃(4月下旬並み、今年初の20℃以上)
高知市 :25.7℃(5月下旬並み、今年初の25℃以上の夏日)

高知市など西日本では最高気温が25℃以上の夏日を観測した所もありますが、明日30日(土)以降は東京都心など東日本でも夏日を観測する可能性があります。

土日は晴れる所多い 東京都心で夏日の可能性も 来週も暖かな状態続く

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明日30日(土)は北日本や北陸の所々で雨が降りますが、関東や東海、西日本では安定して晴れる所がほとんどでしょう。明後日31日(日)も晴れる所が多い見込みです。黄砂が飛来するため、晴れても空はかすんで見えるでしょう。
日中はグンと気温が上がり、東京都心は土日とも最高気温が25℃以上の夏日を観測する可能性があります。関東から西では最高気温が20℃以上で、昼間は上着いらずの陽気に。仙台でも15℃を上回り、春本番の暖かさになりそうです。

来週1日(月)も晴れる所が多いですが、2日(火)は九州から雨の範囲が広がり、3日(水)の午後には東京など東日本にも雨の範囲が広がるでしょう。4日(木)は西から天気が回復し、5日(金)は、大きな天気の崩れはなさそうです。
来週は広く雨が降る日もありますが、気温の高い状態は続きます。桜の開花もいっそう進み、すでに開花した所では、短い期間で満開を迎えそうです。

西から桜の開花が進む 来週には満開の所も増えてきそう

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上の画像は、全国約1000地点のお花見スポットの開花状況です。薄いピンクは「つぼみ」、それより濃いピンクは「咲き始め」〜「7分咲き」を示しています。

今日29日(金)は、東京の靖国神社にある標本木で桜(ソメイヨシノ)開花の便りが届きましたが、全国各地のお花見スポットでも、桜のつぼみの成長が進んできました。まだ満開の所は少ないですが、西日本から東日本で、「咲き始め」〜「7分咲き」の所が多くなっています。

地域や天気にもよりますが、ソメイヨシノは開花から満開までの期間は大体1週間前後。ただ、気温の高い日が続くと、開花から満開までの期間が短くなることもあります。
この先は暖かな日が続くため、来週には満開の所が増えてきそう。開花から満開までの期間も短くなる所が多いでしょう。北日本でも徐々に桜の花が開き、お花見を楽しめる所が多くなりそうです。