2020年東京オリンピック・パラリンピック記念貨幣の千円銀貨2種類の打ち初め式が28日、大阪市北区の造幣局で開かれた。国内初の両面カラーコインで、参加したリオオリンピック・パラリンピックの銅メダリストたちから「思ったより色彩が鮮明」「メダルと同じくらい輝いている」などの感想が聞かれた。

リオ銅メダリストも出席しボタン押す

 製造が始まったのは、オリンピック記念千円銀貨、パラリンピック記念千円銀貨の2種類。東京大会関連の記念貨幣はこれから複数種類発行される予定で、第1弾はリオから東京への開催引き継ぎがテーマだ。

 それぞれの記念銀貨の表面には、引き継ぎの象徴であるオリンピック旗、パラリンピック旗とともに、両国民に親しまれている桜とイペー・アマレーロの花をデザイン。裏面にはオリンピックとパラリンピックのエンブレムが描かれている。

 打ち初め式には、リオオリンピック競泳の松田丈志さん、重量挙げの三宅宏実さん、同パラリンピック車いすテニスの上地結衣さんの銅メダリスト3選手が出席。森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長ら6人で製造機械につながるボタンを押し、記念銀貨を打ち出した。

国内初の色鮮やかな両面カラーコイン

 各銀貨は国内で初めて両面に彩色を施す両面カラーコインとして発行される。松田選手らはできあがったばかりの記念銀貨を手に取って検査。拡大鏡でのぞき込みながら入念にチェックしていた。

 松田さんは「思ったより銀貨の色彩が鮮明なので驚いた。世界中の人たちが発行を楽しみにしているのではないか」と語り、三宅さんは「打ち初め式という手に汗握る瞬間に立ち会えてうれしい。完成した銀貨が素敵なので改めて感動した」と話した。

 上地さんは「記念銀貨は私が獲得した銅メダルとはサイズも異なるが、同じように輝いている。しっかり練習して東京大会に備えたい」と意気込んでいた。

 銀貨の発行枚数は各5万枚。1枚ずつ特製ケースに組み込み、1セット9500円で販売。はがきと造幣局オンラインショップで、10月11日まで(消印有効)申し込みを受け付ける。詳しくは造幣局の公式サイトで。
(文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)
地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.6970762&lon=135.52116366&z=18