長野県白馬村で来年1月、フリーライドスキー・スノーボード世界選手権(FWT)予選大会が開催されることになりました。日本ではまだあまりなじみのない競技ですが、アジアでは初めての開催に。「どんな競技なの?」「なぜ白馬に?」と関心を集めそうです。そこで9月28日の会見で大会の計画を発表した主催者の白馬村観光局代表理事、太田文敏氏と競技連盟(本部・スイス)の代表、二コラ・ハレウッズ氏の説明から問答形式でまとめてみました。

第1回大会は1996年にスイスで

 FWTは20年の歴史があり、第1回大会をスイスで開催。昨シーズンは欧州、北米、南米などで150大会が開かれるなど、世界に広がりつつあるといいます。競技会場は平均斜度40度、高低差400メートル以上の斜面があることが条件で、タイムは取らず、決まったルートもなく、出発点からゴールまで自由に滑るのが競技の大きな特徴。滑走中にジャンプや回転などさまざまな技を見せて得点アップを狙うことも可能です。

Q:白馬で開催を決めた理由は?

(二コラ氏)急傾斜を滑り降りていくこの競技にとって地形の姿は重要です。現地を見て想像を超える印象を受けました。とても良い地形で、遊び心もある。そして際立った傾斜もある。何よりも優れた雪質です。11月に雪が降るタイミングも素晴らしい。ここでFWT(フリーライド・ワールド・ツアー)が行われなければならないのは明らかです。

 さらに、日本には素晴らしいスキーの歴史があった。その文化が根付いていることは大会を開くに当たって重要なことです。東京など大都会からのアクセスが良いことも加えておきたい。

Q:フリーライドの特徴は?

(二コラ氏)まっすぐに滑降したり曲がったり、自由に山を滑り降りてくる競技です。時には地形の変化を楽しみながら。それが特徴ですね。そしてこの競技はスポーツではあるものの実は人生であり、生きるスタイル、夢、情熱でもあると言えます。

(太田氏)この競技は、きっちり規則で決まっているところがないファジーなところがいいですね。それぞれが自分のペースのスピードや独自のコースを選んで滑る。一人ひとりが表現をしている。