10月23日に投開票される衆院東京10区補欠選挙で、唯一の日曜となった16日、候補者は駅前や繁華街で街頭演説を行い、支持を呼びかけた。

 民進党公認で野党4党の統一候補となった鈴木庸介候補は「政府が進める成長の経済か、民進党が主張する分配の経済か」と経済政策について問いかけ、現在国会で審議中の年金給付抑制策などを盛り込んだ政府の国民年金法改正案について、「賃金が下がったらその下がり幅に応じて年金を減額支給するのが法案の骨子。『年金カット法案』を阻止する。私が勝てば強行採決ができなくなる」と訴えた。

 15日には民進党の蓮舫代表が応援演説に入り、「私たちはまだまだ挑戦者。相当高い壁かもしれないけれど、われわれが挑戦しなければ、皆さんの声を、切り捨てられている声を、誰が国会に届けるのか」と述べた。

 自民党公認で公明党が推薦する若狭勝候補は「信念に基づき正論をブレずにひるまずに国民に伝えること。小池知事を除名覚悟で応援したことでこれは証明済み」と自らの政治信条を語り、「汗水流して働く人が裏切られないような、公正でクリーンな政治行政を続ける」と力を込めた。また、検事を35年間やってきた経験から「法律家のプロとして正しく法律を制定し改正する」とした。

 この日は安倍晋三首相と小池百合子東京都知事らが応援演説。安倍首相は「自民党も、あの時は小池さんと戦ったが、都民の意思が示された以上、首都東京と国が協力していくことは当然のこと。その協力の象徴が若狭勝候補」と述べた。

 幸福実現党の吉井利光候補もJR池袋駅などで街頭演説を行い、支持を訴えた。