金本阪神が超変革元年を7連勝で締めた。10月1日、甲子園での今季最終戦となる巨人戦に6−0で完勝。先発の岩貞祐太(25)が7回を無失点で、プロ入り初となる2桁勝利に乗せ、9回には、超変革の1年を象徴するかのように、秘蔵っ子のドラフト4位の豪腕、望月惇志(19)がデビュー、先頭のギャレットに対してストレートで押して最速は153キロをマーク。最後は149キロのストレートでスイングアウトの三振を取った。 金本監督は思わずベンチで「おお!」と声を上げた。

 代打・亀井には、左前打を許すが、後続を球威のあるストレートで断って非凡さをアピールした。8回には、福原忍(39)がストレートにこだわって立岡をレフトフライに打ち取る打者一人の“引退登板”。新旧世代交代を示す最終戦になった。

 ナイターのヤクルト戦の結果次第で、4位に浮上してのゴールになる。
 
 試合終了後にセレモニーが行われ、金本監督がマイクの前に立った。

「ええ、今シーズンは、私の監督としての力が足りずにチームの低迷を招いてしいました。申し訳ありませんでした。低迷したにもかかわらず、最後まで足を運んでくださったファンの方々に、心より感謝を申し上げます。この秋から、若手、中堅と、さらに鍛えあげて、来年は、巻き返す年、見返す年にしたいと思います。今年1年間、本当に、ご声援ありがとうございました」

 金本監督は、ファンの前で異例とも言える「監督としての力不足」を謝罪した上で、来季の巻き返しを誓った。超変革は、紆余曲折。誤算も多かったが、来季への土台を作ったことは確かだ。

 また金本監督の挨拶の後には、福原の引退セレモニーも行われ、「僕がプロで第1球を投げたのは、東京ドームでの巨人戦でした。今日、伝統の巨人戦で最後の1球を投げることができて幸せです。18年、ユニホームを着れたのも、両親、兄貴、高校、大学の監督、つらいときも支えてくれた家族、野球をさせていただいたたくさんの方々のおかげだと感謝しています。この伝統の一戦が、いつまでも伝統の一戦と呼ばれるようにジャイアンツファンの皆さま、そして、いつも素晴しい応援をしていただいたタイガースファンの皆さま、これからも、たくさんの応援をよろしくお願いします。伝統のあるタイガースのユニホームを着れたことを僕の誇りと思い引退の挨拶とかえさせていただきます」と、堂々とスピーチした。