米スポーツ専門テレビ局のESPNの元キャスターが立ち上げた新興のスポーツウェブサイト、ザ・リンガーが、日本ハムの大谷翔平選手の特集記事を掲載した。

 ザ・リンガーではメジャーリーグのプレーオフを伝えるカテゴリーで大谷の活躍を取り上げた。

 特集記事を書いたのはベン・リンドバーグ記者で、「ハビア・バエズとアンドリュー・ミラーには謝らなければいけないが、2016年のポストシーズンで最も衝撃を与えたのは、メジャーリーグの球場から4300マイル(約6900キロ)離れた場所で起こった」という書き出しだった。

 ナショナルリーグ優勝決定シリーズ第1戦でホームスチールを決めたカブスのバエズよりも、ア・リーグ優勝シリーズで2日続けて救援し、奪三振の山を築いたインディアンスのミラーよりも、日本のクライマックスシリーズファイナルステージ第5戦の大谷のほうが印象深いとしているのだ。

 記事では、「大谷が日本で最良の先発投手である」と紹介し、「クライマックスシリーズと呼ばれるプレーオフのソフトバンク戦で救援し、三者凡退に抑えた。165キロの速球、103マイルのボールを投げて。その165キロは彼が記録した9月に記録した164キロ、6月に記録した163キロを破るものだった」と詳しく伝えている。

 さらに「89マイル(143キロ)のスライダー、94マイル(151キロ)のフォークボールも投げる」とし、SNSで大谷のピッチングにインスピレーションを得て大谷をポケモンマスターとみなしたイラストが投稿されたことも付け加えた。

 ザ・リンガーは前のめりになるかのような読者に「拍手をするのはまだ早いのです」と返す。

「大谷は第1戦で7回を無失点に抑えている。メジャーリーグのエースがプレーオフで先発もし、クローザーとして活躍するのは、私たちも見た。私がそれらと区別したいのは大谷は打者でもあるということ」だと、ドジャースのカーショーが先発と抑えでナ・リーグ地区シリーズで大貢献したことを引き合いに出したうえで、大谷は二刀流であり、カーショーとさえ区別するという絶賛ぶり。

 さらに記事はメジャーのスーパースターたちをなぞりながら、大谷を非常に高く評価している。
「大谷はノア・シンダーガード(メッツ)のような球を持っており、防御率と奪三振率はクレイトン・カーショー(ドジャース)であり、出塁率と長打率を足し合わせたOPSはデービッド・オルティス(レッドソックス)のようである。彼には穴がない。盗塁は9個試みて7回盗塁している。ありがたいことに彼はシルバースラッガー賞にあたるベストナイン賞の資格さえある」と表現した。