9月20日から全4回にわたって放送されたドラマ「彼岸島 Love is over」(TBSほか)。10月15日(土)には映画「彼岸島 デラックス」の公開も控える話題作だ。'13年に放送された第1弾ドラマにも出演し、第2弾でもケン役を演じる遠藤雄弥にインタビュー。映画公開直前、作品の魅力や共演者の印象などを語ってもらった。

――3年ぶりとなる続編ですが、あらためてどのような物語なのでしょうか?

主人公のお兄さんが「彼岸島」という絶島ですよね、吸血鬼巣くう島に行って帰ってこないと。で、「あなたのお兄さんの居所を知っているわ」という女と主人公が出会い、お兄さんがいるならと、軽いノリで、そんな吸血鬼なんて…っていう半信半疑で「彼岸島」に幼なじみの友達と行くんです。そこから物語がスタートし、吸血鬼と戦う…ということなんですね。

映画とドラマも始まって、僕も試写を見たんですけど、とにかくアクションとCGと、たぶん原作ファンもうなるような戦闘シーンと殺陣と、とにかくすごいです。

主演の白石隼也くんが、今回は相当殺陣を頑張ってましたし、おなかがいっぱいになるようなアクションは必見だと思いますね。

――CGと人間と…撮影現場は大変だったのでしょうか?

僕が出てくるシーンではそこまでCGはなかったんですけど、白石くんが戦っているところは全部CGで。ほとんどCGなので「どんな感じだったの?」って聞いたら、CGのディレクターの方が、ここにこんなデカいのがいるから、まず足を切ってから何とかして…殺陣の人と相談してイメージしながらやる場面が多かったと言ってましたね。かなり大掛かりな撮影だったんだなと思いました。

――遠藤さんも衝撃的なビジュアルですね?

誰だか分かんねえよみたいな(笑)。最初にドラマをやったのが'13年で、僕はケンちゃんという役をやらせてもらっていて。

ケンちゃんはヒロインと恋人なんですけど、主人公の明はヒロインのことが好きで…っていう微妙な三角関係がまずドラマとしてあって。

そこを軸として進んでいくんですけど、ケンちゃんは彼女のことも大好きだし、幼なじみの主人公のことも大好きだし。それで彼岸島に一緒に行って、吸血鬼になってしまう。

そこの切なさみたいなものが今回のドラマの中では、僕演じるケンちゃんとしてはあり、切なさ担当みたいな(笑)。

吸血鬼のメーキャップもかなり白塗りして赤いコンタクトも入れて牙も着けて…入れ歯接着剤みたいなので着けて、ケンちゃんは原作でもロン毛なので、ロン毛のウイッグも着けて扮装(ふんそう)しました。

――白石さんは殺陣を頑張っていらっしゃったということでしたが、W主演の鈴木亮平さんは共演されていかがでしたか?

亮平さんは、ファーストシーズンのドラマの時からそうだったんですけど、非常にダンディーというか、紳士な方で。現場をご一緒させていただいて、見習うべき点がたくさんありました。

シーズン1の時に、待ち時間がめちゃくちゃ長くて、かと思えば逆に長時間時間ぶっ続けで撮影していたこともあって。

みんなどんどん体力的にも「うわー」ってなっていく中、亮平さんはみんな椅子に座っている時に、ムードメーカー的なゲームを提案したりとか、現場を盛り上げていただいたりとか気遣いが素晴らしいな、と勉強になりましたね。本当に出会えて良かったです。

現場は楽しく…スケジュール的には過酷だったんですが(笑)、でも亮平さんのおかげで非常にいいチームワークが出来上がったといっても過言ではないくらいです。それはシーズン2でも一緒でした。

――作品のジャンルでいうと“サバイバルホラー”などといわれていますが、ホラー作品って普段ご覧になることはありますか?

僕自身は、ホラーは普段はあんまり見ないかもしれないです。でも原作でもある、ちょっとネタ的な、ファンの間でネタになるような…「武器丸太かい!」みたいな(笑)、そんなことも今回は細かく描かれていますし、そういった部分でも楽しんでいただけるかなと思います。

――では最後に「彼岸島」作品全体の見どころをお願いします。

ファーストシーズンから続いて、「彼岸島」の続編が始まり、そして「彼岸島 デラックス」という映画が公開されるんですが、とにかくアクションとCGが満載で漫画からそのまま出てきたような臨場感があふれるシーンが続きます。

「彼岸島」の世界観とその中の臨場感みたいなものをすごく大事にスタッフ・キャスト一同で作り上げたという印象が、僕も現場に携わらせていただいて強く感じているので、そこは本当に注目して見ていただけたらなと思います。

そして、アクションやCGだけではなく、しっかり個々のキャラクター、人間ドラマも描かれているので、そういった部分も楽しんでいただけると思うのでぜひ劇場で見ていただけたらと思います。