BS12 トゥエルビで放送中の人気声優・森川智之によるバラエティー「森川さんのはっぴーぼーらっきー」が、10月からシリーズ第4幕に突入する。これまで毎週金曜の深夜に放送されていたが、10月9日(日)からは毎週日曜昼5時からの放送に変わる。

同番組は、多忙を極める森川が気心知れた声優仲間をゲストに招き、ひたすらやってみたいことをやってみるという「台本なし! 仕込みなし! ゴールなし!」の“森川さん観察バラエティー”。今回、そんな“ゆる〜い”番組の主・森川にインタビューを行った。

──第4幕ではまず、寺島拓篤さんと石川界人さんがゲストとして登場しますが、キャスティングの決め手を教えてください。

第1幕からずっと、自分の呼びたい声優さんに声を掛けてきたわけなんですが、気が付いたらうちの事務所の人間は誰も出演していなくて。それで第4幕にして初めて、寺島くんを呼びました。石川くんは今勢いのある若手で面白そうだなと思ったので、この組み合わせにしましたね。

──今回のテーマは「アミューズメントパークで遊ぼう」ですが、どうしてこのテーマにしたのですか?

若い世代の子たちと、今のアミューズメントの世界で遊んでみたいなっていうのがあって。僕たちは純喫茶でナポリタン食べながら、インベーダーゲームをやっていた世代ですからね(笑)。

彼らと行った施設がまた、すごいところなんですよ。ヘリポートがありましたから! はやっちゃうかもしれないですね。いや、はやっているのか! 僕が知らなかっただけで(笑)。

──そもそもキャスティングをしてから、やりたいことを決めているのでしょうか?

そうですね。基本的には台本がないので、自分の中でいくつか候補を考えておくだけですが。

──では同伴するゲストは、その場で内容を知らされるのですか?

そうですね。それがめちゃくちゃ面白いです。番組が始まったころは、プロダクションの方から「うちのタレントに何をさせるんですか?」みたいなことを言われたりもしたんですが(笑)、今は「あー、はっぴーぼーらっきーですね」って感じで理解していただいています。

ただ一つ決まっているのは「僕が飽きたら終わり」ってことですかね(笑)。

だから第3幕でDIYをした時なんかはすごく楽しくて、「終わり」て言うのを忘れてて。そうしたら「蛍の光」が流れてきちゃって、お店が閉店しちゃった(笑)。本当に行き当たりばったりなんです。

──台本がないことによるハプニングはありましたか?

いろいろありましたね。例えば「エッグマエストロ」っていう自動でたまご焼きを作る家電があるんだけど、それをみんなで使ってみようってことになって。生卵を入れて、30分、40分、ずっとその筒状の機械を見て待ってたのね。すっごいシュールな映像でしょう?(笑) 

結局、キャンピングカーの中だから電圧が足りてなかったっていうオチなんだけど、スタッフ含めて誰も気付かなくて。それもオンエアしましたけどね(笑)。

──ところで、本業とは違う、カメラが回っているところでの収録はいかがですか?

この番組は「好きなことをやっていい」っていうのがコンセプトなので、カメラの存在は結構素直に忘れています。でもこういうところでも、「滑舌よく喋れているな」とか思ってしまうので、声優さんってそういうものなんだなと思いますね。

──テレビに映る自分をご覧になって、いかがですか?

「前髪長いなー、この人」って思いますね(笑)。

──ご自身の冠番組を続けて来られたことについて、思うところをお聞かせください。

僕自身はオンエアを見てずっと笑っていられるくらい面白いんだけど、「視聴者の方がどう感じるんだろう?」って、初めのころはふと考えることはありましたね。でもみんなから「なんか見ちゃう」って言われることが多くて。スタッフの方が、ちゃんと魅力を引き出してくださっているんでしょうね。

実は第1回が放送された直後に、僕の携帯が鳴りまして。松本梨香っていう、「ポケットモンスター」のサトシ役をやっている同世代で同郷の声優からでした。面倒だから出なかったんですけど(笑)、「何あのいい加減な番組!?」って留守電が入ってましたね。「私も出して」って。

そう言えば、T.M.Revolutionの西川(貴教)さんと会った時にも、西川さんから「あっ、キャンピングカーに乗って適当に喋ってる人だ!」って言われて。「見てるんだ…」って思いましたね(笑)。緩さを楽しんでもらえればいいんじゃないかなって、思います。

──この番組の経験が声優業に生かせた、と感じることはありましたか?

…ないです(笑)。本業ではパシッとキメてますから。スパイとかもやっているんで!(笑)

【声優界の帝王・森川智之を直撃(2)「トムを呼ぼう!」へ続く】