「フィギュアスケートグランプリシリーズ2016」(テレビ朝日系ほか)が、10月22日(土)から開幕。同大会に出場する宇野昌磨、宮原知子ら主な選手と、テレビ朝日系の中継でメインキャスターを務める松岡修造、特別解説・荒川静香、解説・織田信成が2日、都内で記者会見を行った。

松岡は織田に向かって「現役復帰おめでとう!」と拍手をすると、織田は「現役復帰はしないです(笑)」と苦笑。前日に行われた「ジャパンオープン2016」で自己ベストを更新した織田に、松岡は「だって自己新じゃん!」と復帰へ後押し。

すると織田は「引退してから自己新が出て、あの涙の引退は何だったんだろう。現実的な話をすると、4回転を2種類か3種類跳ばなきゃならないので、そうなるとキツイかなと思うので、応援する立場でこれからもよろしくお願いします!」と言い、会場の笑いを誘った。

世界ジュニアで2年連続の銅メダルを獲得し、グランプリシリーズデビューを果たす15歳の樋口新葉は「今シーズン初めてシニアに上がって、緊張とかワクワクした気持ちでいっぱいですが、世界のトップスケーターたちと一緒に戦うということで、思いっきり自分の演技ができたらいいな。全ての試合で大きなミスをしないということが今後の目標です」と意気込んだ。

荒川は、樋口について「シニア1年目とは思えない度胸と落ち着き、貫禄がある!」と評した。

昨シーズンのGPファイナルで銀メダルを獲得し、現在世界ランキング1位の宮原は「今シーズンは昨シーズンとは全然違うショートとフリーをやるので、新しい自分の世界観を出して進化していきたい」と目標を掲げる。

宮原は「ショートでは後半に3回転-3回転を入れたり、去年より挑戦が増える。そこで、後半に(ジャンプを)入れてもしっかり跳べるように頑張りたいのと、フリーでは曲調が4カ所くらい変わるので、それぞれの表現をできるようにやりたい」と語る。

織田は「年々課題にしている体を大きく使う演技が本当に素晴らしい。体が大きく見える! 表彰台でなら修造さんより大きく見てるんじゃないかってくらい大きいです」と明かすと、松岡は「僕もそう思っていますよ。どんどん僕を超えていってください!」とエールを送った。

2年ぶりのファイナル進出を目指す無良崇人は「今シーズンフリーを作るに当たり、レベルアップした内容でレベルアップし、基礎的なところもレベルアップしたということで“その先へ”がテーマ」と抱負を語る。

また、最近トレーニングをしていないという無良は「今は、ゆづ(羽生結弦)を筆頭に細い選手が多い。多種類の4回転を飛ばなきゃいけない中で、自分に足りないものは回転の速さが課題かなと思っていて。4回転はいろんな種類を挑戦する中で必要かなと思い、トレーニングなしにして、補足する方向で調整しています」と明かした。

昨シーズン飛躍を遂げた田中刑事は「フィギュアスケーターとしてしっかり魅せる演技をしたいのと、パーソナルベストを更新したい」と語ると、荒川は「力強いけど品があるのがすごいところだなと思って見ています。特に、指先がキレイ!」と絶賛した。

世界初の4回転フリップに成功した宇野は「攻め続けたいという気持ちでこの目標にしました。あと、特にことしはジャンプ以外を強化したい」と明かす。

すると、松岡は前日に宇野が4月に国際スケート連盟公認の大会で史上初めて4回転フリップを成功させたことで、ギネス世界記録の認定証を受け取ったことついて触れ、「ギネス、おめでとう!」と祝福すると、織田も「僕は4回転フリップなんてやろうと思っていなかった選手なので、挑戦するだけですごい!」と称賛した。

10月22日(土)から始まる初戦・アメリカ大会には、女子が昨シーズン現役続行を表明した浅田真央、村上佳菜子、GPシリーズデビュー戦となる三原舞依、男子は昨シーズンのGPファイナルで銅メダルに輝いた宇野、村上大介らが出場する。