原宿発の5人組アイドルユニット・神宿(かみやど)が、9月28日に結成2周年記念ライブ「神が宿る場所〜2周年!夢の扉をこじ開けるまで〜」を行った。

オープニング曲となった「KMYD」では、めいりんこと羽島めいが「2周年、始まるよー!」と叫び、今回“神が宿る”会場となった東京・恵比寿LIQUIDROOMのボルテージはいきなり最高潮に。

続く「ビ・ビ・ビ?」は、みーにゃんこと羽島みきが、かつて「神宿の中で一番かわいい曲」と発言したこともある人気曲で、後ろを向いてスカートを揺らす振り付けがいかにもアイドルらしいポップチューン。イントロが流れた瞬間、客席からは歓声が上がった。

その後も複雑な恋模様をつづった「あの娘にばれるような…」や、テクノサウンドを効かせた「ぱらしゅ〜と☆らぶ」、爽快なロック・ナンバー「限界突破フィロソフィ」などさまざまなテイストの楽曲を一挙に畳み掛け、表現の幅の広さを見せつけた。

この日メンバーが身に着けていたのは、神宿にとって15着目となる“新衣装”。「若く見える!」という妹・めいの言葉に、姉・みきは「やった!」とはにかむ。

1人だけスカートがタイトにデザインされている、なっぴぃーこと関口なほが美脚を披露すると、“ぽっちゃり”担当のひなぷぅこと小山ひなが「憎い!」とふて腐れて見せる一幕も。そんな小山は「(衣装の)シャツが入らなかったの…」と、衝撃的なカミングアウト。羽島めいはすかさず「ダンスが激しいからね!」とフォローを入れていた。

最年少にしてセンターの一ノ瀬みかは、今回も“THEアイドル”モード。客席に向かって「キランッ!」とポーズを決めると、“舁夫(かきふ=ファン)”たちは大盛り上がりで、全開の“みかちんワールド”にたまらない様子。

さらに会場を湧かせたのは羽島めいで「私だけネクタイなんですよ」と説明すると、メンバーからは「生徒会長みたい!」との声が。

これを受け、「みんな言うこと聞きなさい!」とノリノリだったが、「怖いかな?」と不安な顔を見せるめいに、小山は「青舁夫(めいファン)はドMだからいけると思う」とポソリ。会場の青いサイリウムが大きく揺れたのは、その答えだろうか。

また、本ライブでは2nd全国流通シングル「カムチャッカ・アドベンチャー」のリリースが発表され、“神宿史上最も長い曲”である同曲が初披露された。パフォーマンス終盤には、羽島みきが関口の立ち位置に行ってしまうというハプニングもあったが、あらかじめレクチャーされていた振り付けで、会場は一体となって大盛り上がり。

ライブ後半も「全開!神宿ワールド」や「原宿戦隊!神宿レンジャー」など、アップテンポの曲で元気いっぱいに駆け抜けた神宿。このまま3年目に向けてノリノリで走りだす…かと思いきや、アンコールで登場した彼女たちの表情は一変。

メンバー1人ずつが2周年を迎えた感想をコメントしていくと、感極まった小山は号泣。「“地下アイドルなんて”ってバカにされたこともあったし、つらいこともたくさんありました。でも、いつでもこの4人と舁夫さんがいたから、“ひなの居場所はここなんだ”って思えたし、“ずっと一緒にいたい”って思えました」と心境を吐露すると「これからも神宿に、ずっとずっとついて来てください!」と力強く語り、頭を下げた。

アンコールでは「カムチャッカ・アドベンチャー」のC/W曲「ミライノウタ」を披露。同曲は「全開!神宿ワールド」や「KMYD」など、今や神宿のライブに欠かせない多くの代表曲を手掛けた、ながいたつが作詞を担当している。

「“可愛いだけ”なんて言わせない」「本当の戦いが ここから始まるよ」という歌詞は、彼女たち自身の決意を表しているのだろう。普段はクールな羽島めいの目にも、涙が光っていた。

また、同曲のパフォーマンス中にはファン有志によるサプライズ演出も実施され、5つに分かれた観客席がそれぞれメンバーカラーのサイリウムで彩られた。

この日、自身初となるZepp Diver City TOKYOでのワンマンライブ開催も発表した神宿。その規模は120人を前にお披露目されたデビューライブ時の、およそ20倍だ。ファンから贈られた5色の道は、3年目の大舞台へと続いていく。

【2周年を迎えてのコメント】

■羽島みき

今日は来てくださって、ありがとうございます。緊張や不安もありましたが、皆さんの顔を見たら、すごく楽しい気持ちになりました。

Zepp Diver City TOKYOでのワンマンライブという重大発表もありましたが、今の神宿なら行けると思うし、これからワンマンライブまでの3カ月でさらに成長して、その姿を皆さんに見せたいと思います。応援、よろしくお願いします!

■関口なほ

神宿を始めてから2年間、この4人と一緒に、つらいことは「つらい」と言って泣き合ったり、うれしいときは一緒に喜び合ったりして、本当に楽しい時間でした。…あ、なんか(神宿を)辞めるみたい(笑)。全然、辞めないんですけど(笑)。

私は本当に、今が一番楽しいんです。みんなや舁夫さんと一緒に、夢を追い掛けている日々が楽しくて。Zepp Diver City TOKYOという大きな目標ができたので、ずっと神宿に付いて来てほしいです! 今日は本当に、ありがとうございました。

■一ノ瀬みか

Zepp Diver City TOKYOでのワンマンというのは、すごくチャレンジだと思うんです。キャパは2400人。ことし1月6日にワンマンをした所は1200人くらいだったので、今回1000人以上目標が増えました。ですけど、人数なんて関係ないと思います。どれだけ愛がこもっているかだと思うんです。

やっぱり舁夫さんは「見に来たい!」って思って、今回も見に来てくれたと思うし、「応援したい!」って気持ちも同時に持って来てくれたと思うんです。そういう気持ちへの感謝を忘れないで、一つ一つ、大事にしていきたいと思います。輝く未来に、みんなで一緒に上っていきましょう!

■小山ひな

今日は…来てくださり…、本当にありがとうございます。神宿を始めて2年、「地下アイドルなんて…」ってバカにされたこともあったし、つらいこともたくさんありました。でも、いつでもこの4人と舁夫さんがいたから、「ひなの居場所はここなんだ」って思えたし、「ずっと一緒にいたい」って思えました。

だから12月28日も5人でZepp Diver City TOKYOに立って、ここにいる舁夫さんと一緒に、最高のステージにしたいって思います。これからも神宿に、ずっとずっと付いて来てください。よろしくお願いします。

■羽島めい

アイドルを始めた時は本当にゼロからのスタートで、ファンの方が5人だけの頃もありました。2年でこんなにたくさんの方が私たちに会いに来てくださるようになったなんて、本当にうれしいです。ありがとうございます。

ことしは去年立てなかったTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)とか、@JAMのメインステージとか、日本武道館とかに立てて、すごくうれしかったんですが、その分つらいこともありました。

「どうしたらみんなに思いを伝えられるんだろう」「どうしたらみんなに神宿の良さを伝えられるんだろう」と悩んだ時期もあって、自分と戦った年でした。ここまで来られたのは、舁夫さんたちがいて、メンバーがいて、スタッフさんがいて、プロデューサーがいて、家族がいて。みんながいるから、今頑張れているんだと思います。

Zepp Diver City TOKYOで他のアイドルの方たちがライブをしているのを見てきて、すごく不安ですが、頑張ろうと思います。またみんなに「神宿に付いて行く」とか「これからも応援していく」と思ってもらえるように、今日からの3カ月間、精いっぱい走り抜けていきたいと思います。これからも応援、よろしくお願いします!