11月5日(土)より全国公開される「続・深夜食堂」の完成披露上映会が10月3日に行われ、マスター役の小林薫をはじめ、ドラマシリーズでおなじみの常連客・不破万作、安藤玉恵、宇野祥平、金子清文、須藤理彩、小林麻子、光石研、前回映画版ゲストで出演し、本作では常連客として登場する多部未華子。

さらに本作にて本シリーズ初参戦となった河井青葉、キムラ緑子、小島聖、渡辺美佐子、ドラマシリーズ第1弾から世界観を作り上げてきた松岡錠司監督と、個性豊かな“深夜食堂ファミリー”総勢14人が登壇した。

公開まであと1カ月となり、会場にはいち早く本作を見ようと、観客500人が詰め掛けた。おなじみのテーマ曲が流れ、総勢14人のキャスト・監督が登場。

まずは主演の小林が「めしやでマスター役をやってます、小林薫です。完成披露ということで大勢であいさつに伺いました。映画も2作目、ドラマは4作目に入りましたので、全部含めてここまで続くと思っていませんでした。うれしいことなんですが、予想外というか、前作は公開規模は大きくなかったけれど、1館あたりの売り上げは2番目だとか。

そういう数字を調べている人がいて、ありがたいなと。東映さんも、もう1回おいしいものをいただきたいと思ってらっしゃるのかなと(笑)」と、小粋なあいさつで会場を笑わせた。

小林に続き、今回初出演となる女性ゲスト陣もあいさつ。渡辺は「こういうお話大好きです。人間って馬鹿でかわいくて切なくて。松岡監督とはこれで5回目の作品。私よりずっと若いのに生意気で『そこは美佐子さん泣かない方がいいと思うよ』とか『真面目にやって』とか言いたいことを仰るけど、素直に聞いてしまいます。不思議な魅力」と松岡監督について語った。

また、河井は「いつか出られたらいいなとずっと思っていたんですが、今回続編で願いがかなってすごくうれしかったです。ミーハーな感じで、常連さんのやりとりをずっと見ていました」と念願の出演だったことを明かした。

そして、前作で初出演し、本作からレギュラー陣の仲間入りとなった多部は「前作で(演じる)みちるはどこまででも話を広げられる終わり方で、もし続編があるならまた…と思っていた。ラッキーという気持ちでガッツポーズをしました。取材の方々に『レギュラーとして』と言われるのがまだ慣れなくて、こっ恥ずかしいというか、でもすごくうれしいです」とコメント。

劇中では「めしや」店内に新宿・花園神社の熊手が飾ってあるが、今回のイベントでは舞台上に全長4m、約50万円相当の巨大熊手が登場した。これは実際に花園神社の熊手を作っている中村屋が「続・深夜食堂」のために特別に制作したものだという。

豪華絢爛(けんらん)な熊手の下で、それぞれ自分の役名が書かれたちょうちんを手にフォトセッションが行われた。

さらに、フォトセッション後には、中村屋が半被姿で舞台上に登場。実際に花園神社の酉の市で、熊手を購入した際に、商売繁盛を願って店の人たちが手締めを行うが、舞台上でも、花園神社の酉の市と同様に、中村屋の「ヨオー!」の勢いのある掛け声と、拍子木の音とともに、監督・キャスト、集まった客席500人全員で三・三・七拍子の手締めを行い、映画の大ヒット、登壇者、客席全員のご多幸を祈願した。