平田裕一郎、劇団番町ボーイズ☆、久保田秀敏ら総勢100人のイケメンが大集結するフリーマーケット「メンフリ」が10月23日(日)、東京・竹芝ニューピアホールで開催される。この一風変わったイベントを企画したのは放送作家・鈴木おさむ氏。「成功するはず!」と自信をのぞかせる鈴木氏に、その企画意図を聞いてみた。

■ 「メンフリ」っていうネーミングを思いついたときに“イケる!”って思いました

――まずは、「メンフリ」が実現した経緯を教えてください。

鈴木:単純に“イケメンがいっぱい集まって何かできたら面白そうだな”というのがスタート地点です。女子が集まるイベントって、結構あるじゃないですか。アイドルの握手会や「TOKYO GIRLS COLLECTION」なんかもそうですよね。でも、男子にスポットが当たるようなイベントって、実はほとんどないんです。イケメンを見るために集まってくるのは基本的に女性ですけど、ファッション系のイベントになると女性に向けて流行を発信する形になるので、集客の内容が変わってきちゃうんです。だから、その手のイベントがないことは分かっていたものの、実現するには何か工夫をしなければとは思っていました。

――具体的に「メンフリ」ではどんな工夫をされたんでしょうか?

鈴木:僕が構成と演出を担当したドラマで「私のホストちゃん」という作品がありました。これを舞台化したときに、女性のお客さんがたくさんきてくださいました。観客から“指名”を多く集めたキャストが活躍できるように日替わりで主役やシナリオが変わるようなシステムだったんですけど、予想以上に評判が良かったんです。イケメンの舞台を鑑賞するだけじゃなくて、自分の推したいキャストに“ラブ(※指名ポイント)”をあげることで自ら作品に関わっていけるというシステムを楽しんでいただけたようで。その距離感は面白いなと思っていました。ファンとお客さんの距離感は、昔よりだいぶ縮まってきていると感じています。イケメンとお客さんの近さとフリーマーケットを組み合わせて、さらに「メンフリ」っていうネーミングを思いついたときに“イケる!”って思いましたね(笑)。僕の経験上、カチッ!とハマる名前が思い浮かぶとだいたい上手くいくんです。

■ 「メンフリ」は握手会よりももっとお客さんと演者の距離感が近い

――タレントとファンとの距離感という意味では、テレビよりもイベントのほうが圧倒的にコントロールできますね。

鈴木:最近は、みんな外に出かけるの好きじゃないですか。だから土日を中心に行われるフードフェスみたいなものがめちゃくちゃ増えてますよね。エンタメ系のイベントの内容も様々で、ただ見るだけのものもあれば、直接的にステージや演者と関われるものもあります。握手会は分かりやすい例ですが、今回の「メンフリ」は握手会よりももっとお客さんと演者の距離感が近いと考えています。だって、イケメンの私物を直接本人から買えちゃうわけですから。本当にイケメン好き、王子様だと考えている女の子からすれば、まさに夢のような場所になるんじゃないかと思うんです。

――ただ、お金でやり取りするという部分で、夢から現実に戻されてしまうようなことはないのでしょうか?

鈴木:その点もちゃんと考慮してます。「ホストちゃん」で“ラブ”というポイントを使ったように、現金でやり取りするのではなく「LOVE」という仮想通貨にしていますので(笑)。

■ 女性ファンの状況を見ながら、当日現場でいろいろと変えていく

――記者会見では、「成功すると思う」「少しずつ規模を大きくしていきたい」と発言されていましたが、“自信あり”ということですね?

鈴木:はい(笑)。「メンフリ」のようなイベントに限らずテレビ番組やCMなどの企画についても言えますが、“ありそうでなかったものを形にする”というのが、僕の企画術の基本です。分かりやすく言えば、“女性向けにはあったけど、男性向けにはなかったもの”などですね。もちろん、それを形にするためにはクリアしなければいけない問題がいくつもあるわけですが、「メンフリ」に関しては今のところうまく準備が進んでいます。本番を迎えてみないと、どうなるか分からないことは多いですけどね。

――具体的にはどのような部分が現時点で見えていないのでしょうか?

鈴木:例えば、あるイケメンのブースには人だかりができているのに、隣のブースはガラガラになるとか…。そこまでは想像できますけど、じゃあそうなったときに、お客さんはどんな動きを見せるんだろう?ってところだったり。たくさん人がいるところに、さらに多くのお客さんが集まっていくこともあるでしょうし、逆にあまり人気がないイケメンを「私が助けてあげる!」という精神で猛プッシュする女性がでてきたりもするんじゃないかな。今はSNSなどをかなり多くの人たちが使っている時代なので、いろんな現象が起こるんじゃないかと思うんです。いや〜、楽しみですね(笑)。そういった状況を見ながら、当日現場でいろいろと変えていくことになると思います。だから僕たちにも最終形は見えていませんけど、その分、本当に楽しみにしています。

※鈴木おさむ氏が語る「企画術」についての記事は10月14日昼に配信予定です