アジアカップに向けた熾烈なレギュラー争い

先日、6月に行われる国際親善試合のエルサルバドル戦とペルー戦に向けた26名の日本代表メンバーの発表が行われた。2024年の1月に開催されるアジアカップに向けた重要なアピールの場だ。

26人中22人が海外組となった今回の日本代表。初招集の選手の活躍も気になるところではあるが、大きな注目ポイントの1つとなるのが2列目の組み合わせだ。4-2-3-1でのフォーメーションの多い現在の日本代表の2列目には世界のトップレベルで活躍する選手が多数存在する。2試合合計180分のうち、どの組み合わせを森保監督が試すのかは、今回の注目ポイントの1つだ。

2列目を主戦場とする主なメンバーは久保建英(レアル・ソシエダ)、鎌田大地(フランクフルト)、堂安律(フライブルク)、伊東純也(スタッド・ランス)、三笘薫(ブライトン)が挙げられる。そしてセルティックで4-3-3の中盤をこなす旗手も今回は召集されている。また縦への推進力が魅力の相馬勇紀やオーストリアで大活躍中の中村敬斗もいる。それぞれのリーグで自身の最多得点を更新するメンバーが勢揃いの2列目のポジション争いは世界トップレベルと言える。

様々な組み合わせがみたいところではあるが、限られた時間の中で最適解を見つけ出さなくてはいけない代表においては短い時間でも結果を残すことが求められる。贅沢すぎる悩みではあるが、2列目のポジション争いは日本代表の歴史上、最も熾烈なレースとなる。