洋画家の大原妃香利(ひかり)さん(33)が横浜港(横浜市中区)の大桟橋に停泊する豪華客船「飛鳥II」をモデルにした油彩画「船上の休息」を描いた。

 妃香利さんは東京都新宿区に在住。普段は大都会東京の公園を舞台に四季の移ろいや人の営みなどをテーマにした作品に取り組む。

 飛鳥IIは好きな横浜港を訪れた際、優美な船体に引かれ、二〇一三年から描き始めた。完成させた二作品は日中の爽やかな姿だったが、今回の三作目で夜の風景に挑んだ。赤レンガ倉庫側から観察し、漆黒の静けさの中、船窓から漏れる光の奥で翌朝に大海原への旅立ちを控える人々の心情に思いをはせて制作した。

 この絵は、東武百貨店池袋店絵画サロン(豊島区)で開催中の個展「東京遊覧四季だよりII カレンダー原画展」に出品している。妃香利さんは「最新作では一番大きな作品。これからも横浜港の客船を描いていきたい」と話す。入場無料、二十八日まで。 (野呂法夫)