千代田区有楽町の東京交通会館にある北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ有楽町店」の売り上げが二〇一五年度、都内で地方自治体が開設する五十四店の中でトップとなった。同店は一般財団法人「地域活性化センター」のアンケートに売り上げを「十億円以上」と回答。記録のある〇九年以降で一店舗で十億円を超えた店は初めてという。

 アンテナショップが複数入る交通会館のある有楽町と、中央区銀座の二地区は自治体商戦の激戦区。交通会館と銀座一、二丁目では直径三百メートルの円内に十五店が集まる。

 どさんこプラザに次いで売り上げを「七億円以上十億円未満」と答えたのは、「いわて銀河プラザ」(岩手県)、「広島ブランドショップTAU」(広島県)、「銀座わしたショップ」(沖縄県)と、いずれも銀座にあるショップだ。

 年間入館者数では、どさんこプラザと、わしたショップが「百万人以上」と回答。有楽町・銀座地区以外では「とちまるショップ」(栃木県、墨田区押上)、「表参道・新潟館ネスパス」(新潟県、渋谷区神宮)が百万人以上と答えた。

 調査を担当したセンターの畠田千鶴広報室長は「目新しさだけでなく、日々の買い物の対象として定着してきた感がある」と分析している。

 近く、中央区日本橋地区に滋賀県が、港区新橋地区に福岡県の久留米広域連携中枢都市圏が出店を予定しており、アンテナショップゾーンは、有楽町・銀座地区から南北に広がる傾向が出ている。 (梅村武史)