JR牛久駅西口の再開発ビル「エスカード牛久」に入居する総合スーパー「イズミヤ牛久店」が来月一日に閉店する問題で、牛久市は、店舗跡などを当面はイズミヤ本社(大阪市)から借り、二〇一九年四月に買い取ることで、同社と基本合意に至ったと発表した。

 市によると、再開発ビルでイズミヤが区分所有している床は、企業経営計画により「直ちに有償譲渡できない」という。このため一七、一八年度の二年間、一〜三階の売り場と百十台収容の地下一階の駐車場計約一万三千平方メートルを借りる。賃料は総額約五千万円。市議会の議決後、本年度中に賃貸借契約を結ぶという。

 市は借りたスペースに、食品を中心に扱うスーパーを誘致する方針。今後の買い取り価格は未定だが、市は「市の優位性が認められる価格になるよう交渉を進めたい」としている。

 エスカード牛久は、地上四階、地下一階の再開発ビルで、第三セクターの牛久都市開発(社長・根本洋治牛久市長)が管理している。イズミヤ牛久店は一九八七年三月に入居し、二〇一六年三月、「店舗体制の見直し」を理由に、市に閉店の意向を伝えていた。

 市は、同年八月、建設部内にエスカード対策室を設置し、今後の対応についてイズミヤ側と交渉を重ねてきた。今月六日、根本市長が直接、本社に出向いて協議し、賃貸借と有償譲渡で合意した。 (坂入基之)