火山噴火予知連絡会が日光市の男体山を新たに活火山と認定する見通しであることが、予知連への取材で分かった。六月の会合で正式に決定する見込みだが、火山活動自体は静穏で、すぐに噴火する危険性は低いという。

 約七千年前に噴火した痕跡が見つかり、「おおむね過去一万年以内に噴火した」という活火山の定義に当てはまる可能性が高いという。

 予知連によると、これまで男体山が最後に噴火したのは約一万七千年前とされていた。富山大などの研究グループの調査で、山頂火口付近に火山灰などが積もった層が見つかり、層から出てきた炭化した木を調べると、約七千年前のものだと分かった。

 気象庁によると、認定されれば全国の百十の活火山と同様、定期的な調査の対象になる。現在は火山活動が活発になる兆候は表れておらず、噴火の危険性は低い。