気になるお店を見つけたとき、グルメサイト「食べログ」での評価が3.2以下だとなんだかがっくりした気分に。しかし「食べログ」は影響度の高いユーザーの口コミや、一定数の投稿がないと高得点になりにくい仕組みがある。

実は最寄り駅から遠いだけ、見つけられない場所にある、新店など認知度が低いだけで埋もれている名店は多い。そこで次世代の人気店となりうる「食べログ」3.2以下の旨い店をここぞと紹介していく。

今回は食・不毛の地と呼ばれる“新宿”をピックアップ!
※点数は2016.9.14時点のもの

前回:深夜でも美食にありつける、食べログ3.2以下の名店4選


ワインはすべて国産という充実の品ぞろえ!
『JIP』3.01点

販売する一方で、バルも併設。飲んでから買うも良し、買って見つけたお気に入りを改めてバルで楽しむも良しな店が新宿エリアにある。

スペインでは酒屋が飲み屋を始める店があり、日本でも少しずつ増え始めている。さらに驚くのは揃えたワインがすべて国産という点。

北海道から九州まで60ほどあるワイナリーから約200種を集めた。店の母体はワインボトルを卸す業者。そこで得たコネクションを活かした結果だ。


バルではグラスで常に20種ほどを用意。国産ワインだからと、肴には和食もあって、ウィットに富んでいる。

また販売店で買ったボトルは+1,500円でバルに持ち込むことも可能。自分好みのワインをその場でチョイスできるのは嬉しいサービスである。

まさに、ここは国産ワインのアンテナショップともいえる存在なのだ。


ワインとお喋りが止まらない!?
『銀彗富運』3.17点

平日の予約も1週間前には埋まってしまうという人気のワインビストロ。生ハムやテリーヌなどのつまみはすべて500円で、肉料理やご飯ものも1,000円前後。

お手頃価格とその気軽さがもたらす店内の活気につられ、ワインと会話はどんどん進む。お酒好きな女性と肩肘はらずにお近づきになるにはうってつけの一店だ。


価格は抑えめでも味わいはハイレベル。たとえば“宮古島産車海老のマカロニグラタンアメリケーヌ仕立て”は、車海老の頭の出汁が凝縮したソースが大ぶりの海老にからみつく。このようにここのメニューは、ワインが進んでしまうアテばかりなのだ。(メニューは日によって異なる)

そして新宿という立地にも関わらず、店内には常備700本のワインが揃う。ここから、好みの1本を見つけるのもひとつの醍醐味となりそうだ。


店名が食材の激安なバルもあった!

激安酒場の模範例
『生ハム』3.11点

靖国通りを1本、東新宿側に入った辺りに、『生ハム』という名前の店がぽつりと浮かぶ。何を隠そう、ここは本当に安い。

つまみは290円のタパスに始まり、パスタだって590円から。スペイン産イベリコ豚の生ハムだって690円だ。肝心のワインは、グラスで280円からだという。ひとり3,000円使うのにさえ息切れするこの価格、今日びの価格競争でもダントツ逃げ切りに違いない。


だが新宿三丁目駅からも東新宿駅からも、新宿御苑前駅からも微妙な距離があるこの店、過密なほどは混まぬのも良い加減。通いつめるのは近隣の勤め人か、住民がほとんどという。

そのせいか店内の空気感はほどよく、ゆるゆる。人数を揃えて宴会コースにしたら、ひとり2,980円で飲み放題付きとなる。とにかくガッツリ飲んで、ガッツリ食べたいときはここに足を運ぶのが一番。

「いい大人がそんな!」なんて、思うなかれ。振り上げた拳を下ろせなくなるほど、不思議な満足感を得られること間違いなしな店である。


マスタードが魅せる新たな世界
『wine&mustard A』3.01点

オセアニアのワインとマスタードがメインというコンセプトがユニークかつ斬新なワインバー。使うのはタスマニア産の手作りグルメマスタード「ヒルファーム」。

フレッシュな風味と上品な味わいのマスタードは9種類あり、「ザ・パレット」(900円)もある全種類食べ比べできるマスタードプレートが付く。それぞれ異なる味わいのマスタードはほとんどの料理に使われ、より風味豊かな味わいを深めている。


中でも一度試して欲しいのが「マスタードヌードル 本日の出汁で」(1,200円)。麺はカッペリーニ(極細のパスタ)、スープは季節の魚から取った出汁がベース、そしてトッピングはタスマニア産粒マスタードのみというシンプルな一品だ。

非常にシンプルなのに、なぜかクセになる。優しい出汁にマスタードの酸味がピリッと効いており、季節によって、出汁に使用する魚は違うのだとか。

細いパスタとスープがよく絡み、さっぱりしているので〆にも打ってつけ!