本日、9月21日は東京カレンダー11月号の発売日。ということで、今回表紙を飾ってくれた松嶋菜々子さんへのインタビューを敢行。訪れたのは、今回の特集である「賢いレストラン選び83」に登場する神泉の『ブラックテラス』。そして、松嶋さんが寛いでいるのが同店のバーカウンター。

このエリアは会員しか入れないのだが、実はこの会員、今なら来店すれば簡単に登録できる。そんなお得な情報を知っていてこそ、「賢いレストラン選び」ができる賢者というもの。そんなお得な情報に松嶋さんも興味津々の様子。

今年は2本の連続ドラマに出演。結婚と出産を経て、今なお、女優として第一線に立ち続ける松嶋菜々子さんの確たる魅力に迫った。


軽やかに健やかにいられるのは今だから

雰囲気は古風とも言えるほど女らしいのに、演じる役柄は向こうっ気が強くてブレがない。そのギャップが圧倒的な吸引力になっているのだろう、女優・松嶋菜々子さんはデビューして以来、「ドラマの女王」の異名を取り、観る者の心をつかんできた。

40代になり、ベテランの域に足を踏み入れながらも、主役を張れているという事実が何よりの証拠だ。そんな松嶋さんは、この10月から新しい連続ドラマに出演する。

タイトルは『砂の塔〜知りすぎた隣人』。高層階に住んでいるか、低層階に住んでいるか――ただそれだけで格差が生まれてしまうタワーマンションを舞台に、その独特の社会に渦巻く見栄、嫉妬、プライドといった〝闇〞を浮き彫りにする本作で、松嶋さんは〝最凶の隣人〞に扮する。主演の菅野美穂さんが演じる平凡な主婦を監視し、あの手この手で恐怖に陥れていく謎の女、である。

「謎の女」といえば、松嶋さんのハマり役となった〝家政婦のミタ〞が記憶に新しい。今回もさぞかし強烈な個性を作り上げてくれるのではと期待を寄せてしまうが、当のご本人からは気負いのようなものは微塵も感じられない。

「たしかに私に与えられた佐々木弓子という役は並大抵ではありません。その一方で、信念を持って生きているという点では、これまで取り組んできた女性たちと同じように等身大だと捉えています。その信念が具体的に何かは回を重ねるにつれて明かされていくのでここでは見てのお楽しみということにさせていただきたいのですが(笑)、今回は確固たる世界観を持つ演出家・塚原あゆ子さんに素直に身を委ねようと思っています。特に第一話の冒頭は衝撃的です。ぜひ注目していただきたいですね」


「健やかでいるためには人と自分を比べないこと」

その眼差しも、語り口もやわらかでたおやか。フジテレビ系『営業部長 吉良奈津子』から2期続けての連ドラ出演ということで多忙は想像に難くないが、目の前にいる松嶋さんは、どことなく肩の力が抜けているようである。その印象をストレートに伝えてみると、今度はこんな答えが返ってきた。

「周りからは大変でしょうと心配されますし、自分でも大丈夫かしらと思っていました。けれど、意外と軽やかに、健やかに過ごせている。それは〝今〞だからなのだと思います」

そして一拍置き、言葉を選ぶようにして次のように続けた。

「20代のときは仕事一本の日々を過ごしていましたが、そうかといって気持ちに余裕があるわけではありませんでした。30代は結婚して子供を産んで、家庭と仕事のバランスを取りながらの生活でしたが、特に子供が小さかったときは、明日はどうなるんだろう、明後日はどうなるんだろうとハアハアしながらやっていた。一日一日が精一杯でした。それが40代になって、子供が少し手を離れたということもあるのでしょうが、物事に向き合うときに余裕が持てるようになってきたんです。例えば周りの期待に応えたいからといって体力が伴っていないのに、ただひたすら自分を追い込んでは元も子もない、無理なものは無理と主張しなければいけないことも学びました」

ちなみに、一日オフができて、仕事も家事もしなくていいと言われたら読書したいという。

「読み始めたら12時間は平気でカフェにいます。コーヒー3杯で何時間粘るんだと陰で言われたりしてね」。

そう話す松嶋さんの表情は屈託がない。自然で魅力的で、惹きつけられるのだった。


今の時代感を反映したサスペンスドラマ、誕生

ドラマ『夜行観覧車』『Nのために』『アリスの棘』などのヒット作を生んだ演出家・塚原あゆ子が、タワーマンションに渦巻く“女の闇”を緻密なプロットで描き出す。

出演:菅野美穂、松嶋菜々子、岩田剛典ほか
10月14日より毎週金曜夜10時〜TBS系列にて


■プロフィール
まつしま・ななこ 1973年生まれ、神奈川県出身。『救命病棟24時』シリーズ『やまとなでしこ』『家政婦のミタ』などの代表作を持つ


■衣装
[1ページ・2ページ]ピンクブラウス¥95,000、ブラックスカート¥148,000ともに〈ヌメロ ヴェントゥーノ/イザ TEL:0120-135-015〉パール付きフープピアス「ア・ファイン バランス イヤリング」(YG × あこや真珠)¥165,000〈TASAKI TEL:0120-111-446〉
[2ページ]ロングカーディガン¥123,000、刺繍ワンピース¥386,000〈ともにプラダ/プラダ ジャパンカスタマーリレーションズ TEL:0120-559-914〉※予定価格


今回の取材先は今夏オープンの大人の隠れ家! 気になる詳細は……

知らなきゃ体験できない珠玉の会員限定シート『ブラックテラス』

旧山手通りから1本入ったビルの最上階に誕生した『ブラックテラス』は、まさに大人の隠れ家。住宅街に潜んだ入口を抜ければ、アメリカ西海岸のリゾートを彷彿とさせる開放的な空間が広がり、愛犬同伴OKなのも嬉しい。料理は素材のもち味を活かしたカリフォルニア料理が中心。

さらに、フェイスブックやグーグルなどの壁画を手掛けた新進気鋭のアーティスト、イアン・ロス氏による、動物や自然を描いたダイナミックな壁画も見どころだ。

気になる会員限定エリアには、バーとテラススペースが。こちらは、来店時に会員登録すれば利用可能。このエクスクルーシブな空間を、ぜひ活用してもらいたい。


20〜30分かけて焼き上げる「鳥取県 国産牛 T-ボーン」900g¥12,800


ソースにオリジナリティを感じる「ジャンボシュリンプカクテル ホースラディッシュソース」4p¥2,800


都心にいることを忘れるおよそ90㎡の緑生い茂る会員制のウッドテラス


リゾート気分に浸れるプライベートルームには、波と緑のペイントが飾られている


大理石のバーカウンター


内観