恵比寿駅西口から5分ほど歩いた場所に、カジュアルに肉&ワインが楽しめるレストラン『ロバット』があるのはご存知だろうか。

昨年の10月にオープンしてから、すでに恵比寿の食通には知れ渡っており、今後さらに人気となりつつある同店。その人気の秘密は今までの恵比寿にない“使い勝手の良さ”にあった。

東京カレンダーもまだ開拓できていなかった『ロバット』の全貌を一挙にお届けしていこう!


使い勝手の良さは場所にあり!

恵比寿にはがっつり気合の入ったデート向けの店は多いけれど、異性の同僚や友達と気軽に立ち寄れるこの手の店は案外少ない。やや駅から離れているため隠れ場のような雰囲気、そして場所もリキッドルーム近くなので落ち着いたエリアである。

一軒目としてはもちろんだが、平日はラストオーダーが25時までなので、二軒目として気軽に立ち寄れるのも嬉しい。それでいて、店内はレンガ調の壁を使ったシックな雰囲気で、相手と距離を近づけるカウンター席も用意。なんでも「口説けるカウンター席」として予約を入れる男性も多いという。

肉とチーズをメインとしたイタリアンベース料理を、美味しいワインと一緒に気軽に楽しめる。“こなれ感”がなんとも心地いい、ワインレストランなのだ。


まずは前菜とワインをオーダー。モッツアレラチーズに生クリームを入れて仕上げる「ブラータチーズ」はふわっと、声が出てしまうほどにクリーミー。

実はこのチーズ、賞味期限が一週間しかなく輸入ハードルが高かったのだが、ようやくこの1年でイタリアから日本に入ってくるようになったのを、いち早くメニューに取り入れた。上にはオリーブオイルと塩コショウ、はちみつをかけ、下には甘いカラフルトマトを敷き詰めている。

これに合わせるのが、フランス生まれの自然派ワイン「プールモンペール/シャトー・ド・ゴール」(ボトル6,000円)。果実味と樽のニュアンスを感じさせる銘柄で、飲んだあとには自然派らしい爽やかな余韻が残る。

『LOVAT』のワインセラーには常時200から300種類のワインが眠っており、その多くが酸化防止剤を極力使わない自然派ワインというこだわりだ。


肉食女子が悲鳴を上げる、メインの肉料理はこれだ!

チーズと自然派ワインで軽くジャブを入れたら、いよいよお待ちかね!

自慢の肉料理「ザ・ミートルズ 和牛4種盛り」(6,500円)が登場。味も食感も異なるAランク黒毛和牛の4部位が、1皿で堪能できるスペシャルディッシュだ。焼肉店で働いていたオーナーがもつ仕入れ先と、日本各地の美味しい肉を探し歩いているシェフたちの努力が結実した、イチオシのメニュー!


さっそく今回の“ミートルズ”メンバーを右上から紹介しよう。

まずコリコリとした食感の「ハツ」は、燻製醤油と刻みわさびが混ざる和風ソースでいただく。さらに牛の尾骨周辺の肉で、キレイなサシが入るきめ細かい赤身が特徴の「イチボ」。こちらは黒オリーブとアンチョビを使用したタプナードでいただきたい。

赤身と脂のバランスが絶妙で、サクサクとした食感がする「黒牛タン」は、アンチョビとケッパーを混ぜたオリジナルソースでパクリ。肉の旨みが強いのに程よい脂身もある“おいしいとこどり”な「カイノミ」は、肉本来の味を引き立つシンプルなマスタードピクルスで。

どれも肉にこだわったオーナーの心意気が感じられ、素材をベストで生かす味付けをしてくれている。肉ならそのまま塩コショウで、という店も最近は多いが、やはりレストランの味はソースで確かめたい。ここでしか食べられない、この味を求めて肉好きが『ロバット』に集まってくるのが頷ける。


肉メニューはこれだけではない!いっぱい頼んでちょっとずつシェアしよう

肉メニューはもちろんこれだけではない!

こちらはA5ランクの黒毛和牛の「とうがらし」という、牛1頭からおよそ2kg程度しかとれないほど希少な部位だけをミンチして作った、贅沢なハンバーグ。シェフも「原価ギリギリでお出ししています。仕入れにはコストも手間もかかるので他の店ではなかなか扱っていない部位です」と熱を込めて語るほど。


上には、「相模原の有精卵」を使用した卵が乗っている。ナイフで切れ目を入れる瞬間は、動画で抑えたくなるほど。


中から黄身がトロトロと溢れる。フォトジェニックなビジュアルは女子ウケ間違いなし!思わず「キャー!」と歓声を上げてしまいそう。


さらに8月中旬からお目見えした新メニューも見逃せない。シェフが「ずっとメニューにカツレツを加えたかったけれど、なかなかいい肉に出会えなくて。ようやく満足いく肉に巡り会えたのでついに作りました」と語る自信作だ。

使うのは、赤みと細かいサシのバランスが絶妙な部位「肩サンカク」。流行の熟成肉は赤身を柔らかくするためにとられる手法だが、このA5ランクの黒毛和牛の赤身は熟成させる必要がないほど柔らかく、そのまま油でサクッと揚げている。

ソースはなく、青唐辛子とレモンの果肉、パルメザンチーズを上に散らして堪能する。

一口食べて驚くのは、肉の質の良さ。衣はサクッと、そしてフォトジェニックなレアめに仕上げたお肉はしっとり。レモンの酸味がサッパリとしているので、肉のしつこさを感じなさせない爽やかな後味が癖になる!

いずれの肉メニューも、食べた後にワインをさっと喉に流し込むと肉の旨味が広がり、やがてワインの味と香りで口の中が一度リセットされる。そのため主役の肉を二口目、三口目と口に運んでも常に新鮮な美味しさを感じられる。


こんなに使い勝手の良い恵比寿の肉イタリアン。まだ開拓できてないのであれば、早めのデートで抑えておくべきである。

「肉・ワイン・チーズ」のハーモニーを心ゆくまで、大切な人と愉しみたい。