日の光が降り注ぐ、晴天の朝。キラキラした光の粒子が彼女の透き通る肌を一層、際立たせる。今回は趣向を変え、酒場でオンナがお酒に酔った、その先にある朝の話を聞いた。お相手はピュアな瞳が印象的な愛知県出身の加藤美祐さん。


朝になっても魔法を解かないで……
加藤美祐

数々の夜のシーンを切り取ってきた東京カレンダーだが、夜の先には朝があり、そこにもまたドラマがある。

「朝ってすごく大事だと思います。夜はみんな、女性にやさしいじゃないですか(笑)。男性も女性も酔っているし、もうみんなワーッて。でも、男性の本性が出るのは朝。ここの態度で印象が決まります」

身に覚えがある人も多いのではないか。お酒に酔い、熱い夜を過ごし、気付いたら朝。ハッと我に返ると、隣には意中の女性(や昨日、知り合った女性)。一気に現実に引き戻され、何かを繕おうとドギマギしてしまった経験が。そんな瞬間を見て、女性は一気に興ざめするのだとか。

「朝ってその人の素が垣間見えるっていいますよね。よく女子同士で話になるのは、変にかしこまったり、急に敬語になったりする人が多いってこと(笑)。魔法が解けちゃったみたいな。そういうのを聞くと、そんな気持ちなら誘ってこれなければいいのに!って思います」


美祐さんが考える、朝のNGな態度って?

たとえば、どんな態度?

「帰るとき、ソファに座ったままで、『じゃあ、また連絡するわ!』とか言う人は多いって聞きますね。『絶対しないでしょ!』って女性は思ってますよ。あとは、そっけなく『仕事だから帰って』とか。もし、それが彼氏だとしても悲しくなります。せめて私が家を出るまでは普通でいて欲しいかな。別れる瞬間までが、昨日の一夜の出来事として記憶されますからね」

一方、朝の態度が良ければ、その男性への印象は飛躍的に上がるという。それは、ちょっとした気遣いでもいい。

「朝ごはんにサッと美味しいものを作ってくれたりすると、すごくうれしいです。トーストの上に卵とハムを乗せて、独自の味付けをして『これ、俺好きなんだよね』とか言いながら、挽きたてのコーヒーとともに出してくれるとか。和食とかパスタとか、変に気張らなくていいんです」


一食ウン万円のディナーを駆使する必要さえある夜に比べて、なんとハードルの低いことか。否。そういった夜の努力を積み重ね、結果を残した男性にこそ、朝というボーナスステージが現れるのだ。気が合えば、そのままブランチでもいい。

一度、関係を持ってしまうと男性は次のデートの誘いに迷う。「こっちから誘うと、なんか下心あるみたいじゃない?」、「好きだからいいのかな?」などなど。そんなときの必勝法を教えてくれた。

「男性のそういう気持ちもよくわかります。だからこそ、次は昼のデートを提案してくれるとうれしい。映画とかショッピングとかですね。すごく好感が持てます」

男性諸君。朝の重要性を感じていただけただろうか。夜のゴールを決めたからといってそこですべてが終わるわけではない。朝までしっかりと女性に対応することが、真の男というものではないか。

“男性の真価は朝に決まる”。ここに格言生まれたり。

撮影協力・内田幸子