東京都内のハイスペックな男女たち。

大都会東京で生き抜く彼らの恋愛感、そして結婚観は、一体どのようなものなのだろうか?

人生を左右すると言っても過言ではない、結婚という制度。特に都会では、そんな結婚に対するハードルが年々高くなっている。

一筋縄ではいかない、現代の婚活。他人から見れば羨ましい限りの人生を送る東京人の、結婚に対する価値観、その裏に潜む闇、リアルな実情を覗きたくはないだろうか?



彼の関西弁が気になってしまう、東京育ちの女


亜希、独身27歳、化粧品ブランドのPRをしています。付き合って2ヵ月ほどの彼氏がいます。

彼とは友人の紹介で出会いました。でも、あまり相性が良くないみたいで、悩んでいます。

普通、付き合いたての時期って、周りが見えなくなるくらいラブラブで、ワクワクすることばかりだと思うんですけど、私たちは何だかお互い、微妙に様子を探り合っているというか、イマイチ盛り上がりに欠けるんです。

彼は1つ年上の商社マンで、顔もカッコいい。条件的には、悪くはない。

私は東京育ちで、都会の恋愛事情にも詳しいので、彼が素敵な人だというのはよく分かります。商社マンじゃ満足できないとか、特に高望みしているわけでもありません。でも、私、どうしても気になってしまうんです。

彼、関西出身で、関西弁が抜けないんです。


彼の関西弁、最初は魅力的にも思えたが...?

一部の関西人は、どうして標準語で話さないの?


一部の関西の人たちって、どうして東京にいるのに、関西弁を直さないのでしょうか。

普通地方の人は、頑張って訛りを隠すくらいなのに、彼や周りの友人たちに関しては、もはや誇りを持って、わざわざ関西弁を話している感じです。

東京にいるんだから、標準語を話せばいいのに...って、どうしても気になっちゃう。彼が上京したのは、大学卒業後に就職してからですが、それにしても、もう5年は東京で暮らしているんですよ。

出会った当初は、関西弁を話す彼が少し物珍しかったというか、ちょっぴり魅力的に見えた部分もあります。東京男子にはないノリの良さや、ワイルドな感じがいいなって思ったりもしました。

でも、本当に、最初だけ。

ちょっと素敵なレストランに出かけたときなんかに、大きな声で堂々と関西弁でオーダーされたりすると、私、恥ずかしくなっちゃって。

いい歳の大人なんだから、公の場では標準語を話したら?と、何度か言いましたが、「別にいいやん。個性やん」なんて言って、直る気配は全くありません。会社でも、普通に関西弁を使っているそうです。社会人として、周りに注意されたりしないのかな...。


自称「芦屋四天王」。関学出身のお坊ちゃんグループ


言葉だけでなく、彼は神戸の芦屋の生まれ育ちなのですが、それをすごく誇りに思っているみたい。

彼は中学から大学まで、関西学院に通っていました。そして、中学校からの仲良しグループの男の子4人一緒に上京したらしく、今でもすごく仲良し。

そのお友達にも数回会ったことがあるのですが、彼ら、自分たちのことを「芦屋四天王」とか呼ぶんです。私、普通に引いちゃいました...。

確かに、彼らは4人とも、なかなかカッコ良いい。加えて、商社や広告代理店、証券会社に就職した、それなりのレベルのお坊ちゃんの集まりです。

そんな仲良しグループで一緒に上京して、楽しい気持ちも分かりますけど、でも、先日も麻布十番の『ピッツァ ストラーダ』のテラス席で、彼ら大声で関西弁で騒いじゃって、ずっと自画自賛の会話をしていたんです。

地元で威張るなら分かるけど、港区の、あんな住宅街のど真ん中のお店で、私、店員さんやご近所の目が気になっちゃって、本当に恥ずかしくて。

それに、わざわざ前面には出しませんが、私だって、白金の生まれ育ちで、小学校からずっと学習院なんです。

そんな私に向かって、彼、「関学ほど良い学校はない」とか、「将来結婚して男の子が生まれたら、絶対関学に入れたい」とか、平気で言うんですよ。

私、もし彼と結婚しても、芦屋に住む気なんて、絶対にないです。

芦屋がどんな場所か知らないけど、東京に来てまで、白金生まれの女に芦屋自慢する彼、どう思いますか?

学校のレベルだって、正直、関学が学習院より上だとは思えません。


白金育ちの女は、芦屋自慢に辟易していく...?

「白金VS芦屋」の、避けられない冷戦バトル


「亜希は、ほんま、東京のお嬢さんって感じやなぁ」

これ、彼の機嫌の悪いときの口癖です。彼も彼で、素直に芦屋と関学に屈服しない私に、違和感を抱くことがあるのでしょう。

「亜希の友達は、ほんまは何考えてんやろな」

彼の関学友達とは対極の、私の大人しく上品な女友達と会わせても、こんなコメントをされます。私と同じく、彼も私の友達に対しては、微妙に斜め目線の印象を持っているようです。

普通、生まれ育った環境が似ている方が、男女の相性は良いって言いますよね。

家庭環境も兄弟構成も似ているのに、私と彼の間には、いつも「白金VS芦屋」みたいな冷戦がバチバチと繰り広げられているような気がします。


恋愛感情はある。しかし、埋めることのできない溝


ただの愚痴みたいになってしまいましたが、でも私たち、たぶんお互いに、恋愛感情は持っているんです。

だから、二人とも面と向かった争いは上手く避けてるし、様子を伺い合いながらも、表面的には円満なデートを続けてる。でも、見えない溝は埋まらない。

周りの友人に相談すると、「それは結局ダメになるパターンだから、早めに別れた方がいい」なんて言われてしまいます。

彼との関係に悩んだ挙句、実は内緒で、試しに何度か食事会に行ってみたんです。そうしたら、恋愛感情が湧くほどではなくても、相手が東京育ちのお坊ちゃんだったりすると、以前は持たなかった安心感を持つようになっていました。

当たり前のことですが、同じ標準語で会話して、同じような学生時代の思い出話で盛り上がれるのって、気楽です。私、彼の関西押しが、よっぽどストレスになってたみたい。

男女の相性って、出身地がこれほど関係するものなんですね。意識して周囲のカップルを見渡すと、確かに同じような出身同士で結びついてる確立が高いことにも、最近気づきました。

はぁ...。彼のことは好きなのに...。

彼、どうして芦屋・関学出身なんでしょう?


【これまでの新・東京婚活事情】
vol.1:商社マンの憂鬱。婚期を逃した男の、危険すぎる癒しとは……?
vol.2:男は釣った魚にエサをやらない?外銀エリートと結婚した若妻の不満?
vol.3:婚活は懲り懲り。自称「普通の女」が結婚を諦めた理由
vol.4:自称「マメ男」の広告マンの正体は、薄っぺらい男。見抜いた女たちは...?
vol.5:「結婚願望のない男」を愛してしまった、一途すぎる女。その行く末は...
vol.6:真面目一本で生きてきた脳外科医。可愛い恋人は、残念な「○○女子」だった
vol.7:ヒマ人上等!何が悪いの?10年子なしのセレブ専業主婦の告白。
vol.8:コンプレックスを抱える、超高収入37歳外銀女。その悲痛な叫びとは
vol.9:「もっと上がいると思った」最愛の恋人を捨てた弁護士の、ズルさの代償