東京には毎月のようにレストランがオープンする。しかし、その中でも真に行くべきお店はそんなに多くはない。15年に渡り、レストランシーンを見続けてきた、東京カレンダーならではの観点で厳選するお店とは? 今回は8月にオープンした注目の2店を紹介する。


今年の鍋は“貝しゃぶ”がブームの予感!?『ザ シュン トウキョウ』

秋も深まり鍋シーズン到来に先駆けて登場したのが、〝貝しゃぶしゃぶ〞。提案するのは、8月にオープンした『THE XUN T OKYO』だ。

広東省の郷土料理「粥底火鍋」がベースのこの鍋の楽しみ方は、まず白湯スープをそのままひと口。次に8種類の貝を鍋に入れて味わい、貝のエキスたっぷりのスープで野菜やきのこをしゃぶしゃぶ。

時間の経過とともに貝の旨みでスープに深みが増し、最終的にはとろとろのスープへと味の変化を楽しめるのが魅力。ひとりひとつの鍋で提供され、自分好みの味に育てられるのも嬉しい。今年のトレンド鍋なるか!?


築地の仲卸から仕入れる貝は刺身でも食べられる新鮮さ


駅前の喧騒を忘れる落ち着いた雰囲気の店内


室料¥5,000で利用できるカラオケ付き個室も完備


次は話題のエリア渋谷2丁目にできたジビエレストラン

心機一転、室田シェフが手掛けるジビエに舌鼓『ラチュレ』

渋谷の『deco』が話題の渋2に移転。狩猟免許を持つ室田拓人シェフのジビエ料理を堪能できる。「ジビエは個体差があるし、撃った直後の処理が大切」とシェフ。

田んぼの近くで仕留めた鴨は米を食べているために、肉質は甘く、まろやか。山で仕留めれば木の実を食べており、ナッツのような香りも。どの鳥獣を射止めるか、という判断から調理は始まっているという。

ジビエは10,000円のコースより。「秋は熊、鹿、猪、雷鳥がおすすめ。もっとジビエの美味しさを知ってもらいたい」。ここ数年、市民権を得てきたジビエだけに、注目が集まる一軒だ。


肉の赤身が濃い「羆のロースと心臓のロースト」


自信を覗かせる室田シェフとスタッフ


オープンキッチンの店内。カウンターもあり