世間一般的には、三度のデートが男女が深い仲になるための試金石とされている。

三度のデートとは、すなわち2人で三度レストランに行くこと。

一度目はお互いを知るために、二度目はもう一歩踏み込んだ関係になるために。そして三度目のデートで恋人になるか否か。

その判断材料として非常に大きな役割を担うのが、店選びのセンス。そう、男たちは意中の相手を落とすには、三度、店を選ばなけれならない。

男たちのレストラン選びに隠されたロジックと、そのデートを通した感じた女性の感想とは?



<今週の“三度選ぶ”男>

名前:圭介
年齢:36歳
職業:医療系コンサルタント
圭介談:「華やかな雰囲気で、少しミーハーなさおり。彼女に合わせて、今回は女性が喜んでくれるレストランを中心に選びました」

<今週のデート相手>

名前:さおり
年齢:28歳
職業:外資系美容会社
住所:三軒茶屋


初回:ハズレなしの大定番『クチーナ・ヒラタ』で手堅く攻める


「初回は絶対に外さない、誰もが知っている大定番で攻めます」

まだ相手のことをそこまでよく知らないうちは、何を食べても美味しいことが明確な、定番のお店を選ぶそうだ。今回、圭介が選んだのは麻布十番にある『クチーナ・ヒラタ』。

「1回目のデートで、行ったことのない店を選ぶことはないですね...ここで間違えると、次には続かない。性格にもよると思いますが、結構手堅く行く派なので100%確実なレストランだと安心です」

一度連れて行って喜ばれた店はリピートし、成功レストランとしてリストに入れておくそうだ。『クチーナ・ヒラタ』は過去に連れて行った女性で喜ばなかった人はいないので、さおりも好きだと確信していた。



また、食の好き嫌いをそこまで詳しく知らないうちはイタリアンがベストと語る圭介。その心は?

「意外に多いのが、“甲殻類・貝類苦手女子”と“白米食べない女子”。和食はコース系のお店によく行くのですが、食材変更を求め過ぎるとお店の人にも失礼になるので、チョイスが多くて苦手食材を避けやすいイタリアンがベター」

冒険をせず、まずは定番で攻める。そして麻布十番という場所柄、気軽に二軒目にも誘える。

圭介の思惑通りワインで良い感じになった二人は、二軒目は近くのカジュアルなバーへ行き、次回会う日程もきちんと決めてから別れた。


さおり「行ったことがある名店は、安心感がありますよね」


さおり曰く、初回のデートで知らないお店を指定されると、何を着て行けばいいか悩む。だが、知っているお店だとその点問題ない。また、照明の雰囲気も分かるため「化粧の濃さも計算できるから嬉しい」という。

「初回のデートはお店で待ち合わせたいんです。待ち合わせのドキドキ感が欲しくて。なので、お店の場所が分かりやすい、という点も良かったですね」


2回目のデートでは、さりげなく財力を誇示せよ?

2回目:銀座の高級すっぽん屋で、財力をさりげなく示せ?

「こちらには初回デートで感触が良く、今後も大切にしたいと思う女性を連れて行きます。どんな女子でも目がトロンとなる、とっておきの勝負店 」

と圭介が話すのは、銀座の『喰切り 江ぐち』。フカヒレに燕の巣と高級食材のオンパレード。誰もがウットリする理由はよく分かる。しかし、本当の狙いは、ここに連れて行ける“財力”があることを示せる点だという。

「分かりやすいアピールかもしれませんが(笑)、レストラン選びってプレゼンに似ていると思います。ここは、食事だけでも客単価4万円。お酒も飲むので結構な額になりますが、賢い女性は事前にお店の値段を知っているので皆笑顔でデートに来ます」

女性は、男性が思うよりはるかに厳しい目線で、レストランを通して男性を値踏みしている。その値踏みシステムを理解している圭介は計算高いが、ある意味賢い。

そんな圭介の作戦は功を奏したようだ。

「圭介さんって本当に素敵ですね」

この後二人は並木通りに出て、手を繋ぎながら二軒目のバーへ移動した。



さおり「さらっと銀座の高級店に行けるのは、大人な男」


「銀座の高級店にさらりと連れて行ってくれるのは、大人の男性の証。そして中々女性同士では行けないようなお店にデートで連れて行ってくれる人は、かなり高評価です。自分でも行けるようなお店は、女友達とも行けますしね」

女子会で行けないような店を選ぶと、成功率は上がるようだ。

「良いお店に連れて行ってもらって、喜ばない女性はいないですよね?また、経済面でも合格、と判断しました」

圭介の計算高い目論見は成功したようだ。


運命の3回目。えっ!?そんなことできる店があるの?

3回目:丸ごとトリュフを楽しめる『マルゴット・エ・バッチャーレ』


「勝負を決める3回目のデートは気合の入ったお店『マルゴット・エ・バッチャーレ』で。トリュフを丸ごと出してくれる店で、トリュフ好きな女性であれば喜ばないはずがない。それだけではないのですが...」

『カンテサンス』と『かんだ』の名店で修行を積んだシェフが生み出す料理は見た目も華やで、女性の心を鷲掴みにできる。



カップルで行くとドキドキのサービスが...


「ちなみにここの最大のポイントは...最後、キスをするとグラッパをサービスしてくれるんです(笑)気になる女性と距離を縮められる格好のチャンスですよね」


その手があったかと驚くが、意外に女性はこういう予想外のサプライズに弱い。また、店を出て二人になった時に男性側から誘いやすい雰囲気を醸し出せる。

「3回目は、完全に勝負を挑みに行きました。ミーハーなさおりにとって、ここは理想を満たしてくれる店。演出も雰囲気も味も素晴らしく、ここに連れて行くしかない、と直感で決めました」

それと同時に、ロケーションも申し分なかったという。

「西麻布は駅からも微妙な距離なので、タクシー拾いますよね?ヒールを履いている女性を歩かせるのは失礼なので。3回目のデートでは一緒にタクシーに乗れるエリアが良いですね」

圭介の計算通り、3度目のデートで二人の距離は一気に縮まったそうだ。



さおり「3回すべて雰囲気もエリアも違う。次はどこに連れて行ってくれるか楽しみ❤️」


「3度目で失速する人もいますが、圭介さんは女性が喜ぶツボを押さえていて、すっかり惚れちゃいました」

具体的に、どんな所が良かったのだろうか?

「3回目のお店は、丸ごとトリュフを堪能できるエンターテイメント性にも惹かれました。話題性もあり、お店も素敵で、彼がさらに素敵に見えました」

店を選ぶセンスが高ければ高いほど、成功に繋がる。

「3回ともお店の雰囲気やエリアが違ったことも良かったです。飽きないし、次はどんなお店に連れて行ってくれるのかな?と、毎回楽しみにデートの日を待っていました❤️」

店選びの振れ幅があると女性は好奇心をくすぐられ、相手のことももっと知りたいと思うようになる。その男性の株も上がるようだ。




圭介が成功した理由。それは華やかな店が好きだというさおりの好みをよく理解しており、彼女の欲求を満たす店を上手に選べた点だろう。ミーハーなさおりに対する完璧なプランニング。

相手の喜ぶツボを押さえるところから全てが始まる。


次週10日20日木曜日更新
様々なレストランに行き尽くした、港区女子が落ちたお店とは!?