【プロレス大賞受賞者の特別連載「若き疾走」(4)】

 東京スポーツ新聞社制定「2016年度プロレス大賞」授賞式は19日に都内のホテルで行われる。2年連続で女子プロレス大賞に輝いたのが「スターダム」のワールド・オブ・スターダム王者、紫雷イオ(26)だ。女子プロレス界で不動の地位を築いた“天空の逸女”が、胸に秘めた野望を熱く語った。

 ――山あり谷ありの一年だった

 イオ:(7月の尾骨手術による)欠場があって、4冠からポロポロとベルトを失い…。このままじゃダメだと生まれ変わり、赤いベルトだけは1年間守った。それが連続受賞につながったのかなと。

 ――昨年11月のキャラチェンジは危機感からか

 イオ:激動の時期(2015年に世志琥VS安川惡斗の凄惨マッチ、主力が相次いで離脱)があって、その後に紫雷イオ、岩谷麻優、宝城カイリ(の3人娘)が実り、新人選手やお客さんも増えてきた。ただ不安定が安定に変わると、マンネリでしかない。打破できるのは私だけ。

 ――今年の野望は

 イオ:ユニット「クイーンズ・クエスト」を発足してから反響が大きく、リング上がシビアになっている。成長、変化できないものは淘汰される。新日本プロレス、ドラゴンゲート、DDT…人気があるリングはそうじゃないですか。それにスターダムは世界のトップ団体からマークされてる。私個人も? 否定はしない。詳しくはお答えできないけど、私はどこにいようと最高のパフォーマンスを出せる自信がある。ただ愛しているのはスターダムだし、天下統一するべきだなって。

 ――天下統一とは

 イオ:いろいろな選手が有名になりたい、価値を上げたい、と思っている。ならば注目される場所であるスターダムに上がるのが最短ルート。多くの女子団体があるけど、もう(これ以上団体を)増やして自分が一番になれる場所を作り出すのはやめようよって。スターダムのセンター、天下を取ればいいじゃないですか。私は譲らないけどね。

 ――15日の後楽園大会ではバイパー(25)を相手に10度目の防衛戦を控える

 イオ:景気良くブン投げて勝つ。デビュー10周年イヤーだし、見届けなかったら後悔するよ!