【日経新春杯(日曜=15日、京都芝外2400メートル)得ダネ情報】逃げ馬はマークが薄くなってこそ狙えるもの。栗東得ダネ班が激奨してきたのはヤマカツライデンだ。今回と同舞台の京都大賞典で8着に捕まった後だからこそ、華麗な大逃げが決まる――。

 ヤマカツライデン陣営が京都大賞典を前にして宣言していたのは「大逃げ」。もっとも、実際に刻まれたラップは5ハロン通過62秒0で、レースの上がり3ハロンは33秒7。これでは大逃げどころか、むしろ逆の「ため逃げ」。GI級が揃った一戦で、後続に脚を使わせる自身のパターンに持ち込まず、不得手の瞬発力勝負にしてしまってはハナから勝機はなかった。同型のキタサンブラックがあっさり2番手に控えたことで、あまりに楽にハナを切れたことが、逆にペースを緩め過ぎる要因となってしまったのか…。

「前走にしても、この馬自身はこれまでの最速の上がり(34秒5)をマークしているように、決して止まっているわけじゃないんですよね。走り切っていなかったので、レースが終わってからも元気いっぱいでした。まったく持ち味を発揮できていません」と担当の岡冨助手は消化不良の一戦に悔しさをにじませる。

 京都大賞典後は放牧を挟み、早くからここ目標に抜かりのない調整過程を踏んできた。

「毎週のようにトラック、坂路で好時計をマークして、状態は申し分ないですね。周りからプレッシャーを受けてしまうと走りに集中できなくてダメ。だから今回こそは引き離す感じの逃げを打ってほしい。前回の敗戦もあってハンデは55キロにとどまったし、とにかく自分の競馬さえできれば」(岡冨助手)

 2走前の丹頂Sでは先週の万葉Sを快勝したタマモベストプレイを寄せ付けず逃走V。当時は1000万下勝ち直後の格上挑戦での好パフォーマンス。〝型〟にハマった時の強さは本物だ。

 同型不在のメンバーでハナは確実に奪える。あとは前半からよどみないラップを刻んで、後続に脚を使わせる自分のパターンに持ち込めれば…。京都大賞典からの一変の粘り込みがある。