【日経新春杯(日曜=15日、京都芝外2400メートル)稲富菜穂のだいじょばない】どうも、稲富菜穂です。先週、いとこたちと一緒に競馬を楽しんでプラス収支で終われました。このハッピーな流れを断ち切るまい!と、トレセン取材再開に気合を入れていたら、イレ込みすぎて少し風邪気味になってしまいやした。ズビッ。今週は日経新春杯をドーンと当てて“鼻セレブ”をたくさん買い占めることに決定です。

 とはいっても、ハンデ戦がとても苦手で、いつも最後まで女々しく悩んでしまいます。まずは斤量(53キロ)が軽くて魅力的なシャケトラについて、鞍上の浜中騎手の話に小耳をダンボにしてきやした。

「もともとポテンシャルのある馬ですし、馬格も、瞬発力も、パワーもある。まだキャリアは4戦だけど、走るごとに成長していますね。2400メートルの距離で勝っている。京都は走ったことがないし、坂の下りも経験していませんが、器用な馬だから心配ないです」

 ぐぅぉぉっ! こっちは4戦どころか、コラムを書くようになって1年はたつのに。たった約2週間ぶりのトレセン取材にいつもの倍、緊張している私に突き刺さる素晴らしいコメント…。

「今後の飛躍を期待している馬。相手は強くなりますが、どこまでやれるか、楽しみです」

 浜中騎手の期待度がとても分かる、すてきなお話に応援したい気持ちがフツフツと湧いてきちゃいました。

 同世代でハンデ54キロのレッドエルディストは、菊花賞(9着)を最後に休ませて、今年頑張ろうと早いうちから決めていたんですって。管理する笹田調教師は「今週の追い切りで馬の反応を確認してもらおうとジョッキー(四位)に乗ってもらった。“反応は良かったし動きは悪くない”と。ほぼ整いましたね。この馬の持ち味を生かすにはこれくらいの距離が合ってるんじゃないかと思う。京都の坂の下りをうまく利用してエンジンをかけ、直線で素晴らしい末脚を出してくれればと思います」

 あぁ、聞くだけで、すごくイメージできる! 稲富の予想も整えなくちゃ!

 その菊花賞で5着とレッドエルディストに先着したミッキーロケットは55キロ。ここ2戦でコンビを組んでいる和田騎手は「神戸新聞杯(2着)で初めて乗った時、強い相手もいるなかであれだけの競馬をしてくれた。ホント自信になったよ。ただ課題はゲート。徐々に良くなってはいるけど、少し不安は残ってる」

 あ、今年初の“だいじょばない”コメントが出ましたか。でも続いて出た言葉は「乗り味はすごくいいし、一線級の馬になれる素質は十分感じていますから。2400メートルなら上手に競馬ができると思うし、まだまだ上を目指さないといけない馬だから、堂々とした競馬をしたい」。

 ズキュン。いや、ドッキューン! 力強いコメントにめっぽう弱くて…。私がロケット君なら、一緒に上へ目指せるように鼻水垂らしながらでも、めっちゃ頑張る!(何を言ってるんだ。妄想から帰ってこい)。トレセン取材の休み明けはダメだぁぁ…週末までに冷静さを取り戻して予想を決めたいと思います!

☆いなとみ・なほ=1990年12月16日生まれ。関西在住のタレントとして幅広く活躍し、現在はKBS京都の「競馬展望プラス」、ABC「おはよう朝日です」に出演中。彼女が取材した馬が激走することが多いことから、一部のトレセン関係者から「競馬界の女神」と呼ばれている。