日本ハム・中田翔内野手(27)が22日、稲葉篤紀スポーツ・コミュニティー・オフィサー(SCO=44)に感謝のグータッチだ。

 ソフトバンクとの天王山第2戦(ヤフオクドー)の7回、第4打席でこの2連戦初安打となる25号2ランを右翼ホームランテラスに放った悩める主砲・中田。9日の楽天戦(コボスタ)以来、10試合ぶりの一発に「有原が一生懸命投げていたし、全くチームに貢献できていなかったんで。何とかしたい気持ちがああいう形になってよかった」と胸をなで下ろした。

 だが、この日はもう一人、このアーチを自分のことのように喜んでいた人物がいた。テレビ朝日系「報道ステーション」のキャスターとして連日、福岡決戦を取材していた稲葉SCOだ。

 試合前の打撃練習中、中田は連日、打撃の師匠である稲葉SCOにフォームチェックを依頼していた。その成果が出た試合後、囲み取材を受けていたところに同氏が乱入。「あの本塁打を逆方向に打った意図は?」と聞かれ「(五十嵐は)真っすぐが速いので、差し込まれないように逆方向を意識して打った」と答え、目で師匠の指導に感謝。「やるじゃん!」と言いながら、こぶしを出した稲葉SCOに、中田は恐縮しながらグータッチし、師弟愛を見せた。