阪神・鳥谷敬内野手(35)が雪辱に燃えている。昨季は開幕から大不振。7月24日の広島戦でスタメン落ちし、連続試合フルイニング出場が歴代4位の667試合でストップし、遊撃レギュラーの座も若手の北條に奪われたが、すでにプロ14年目の今季に向けて金本監督には「遊撃手一本で勝負したい」と直訴。「現実的に自分はレギュラーではない。2月1日からアピールしないといけないので動けるようにつくっていく」と意欲的に調整している。

 ところが、ここへきてそんな鳥谷の遊撃への“こだわり”に電鉄本社、球団内部から不満の声が噴出している。「気持ちは十分わかるが、チームの現状、将来と全体を見なければいけない年齢。二塁が手薄になっている今の状況とかを考えれば他のポジションも積極的にやるべきだ」と本社幹部。

 球団幹部も「二塁もこなせるよう準備してほしい。金本監督もチームの将来を考えて若い北條を(ショートで)優先に使うことは決めていると思う。過去の(鳥谷の)実績は誰もが認めているんだし、試合に出て貢献することを優先してほしい。あれだけ年俸(推定5億円)をもらっていることを考えればなおさら。監督、首脳陣もしっかりと本人に『二塁をやれ!』と言う必要はある」と訴える。昨年の一時期のように高い給料でベンチウオーマーではシャレにならないというのだ。

 金本監督は「正直、今の流れは北條。力が同じくらいなら若い方に行く。(それでも鳥谷が)ショートで勝負したいなら尊重する」と話す。鳥谷と親しい関係者は「トリは『まだ北條には負けていない。ショートの守備は簡単にはできない』と話している。勝てると思ってるからセカンドで、とは言わないんですよ」と言うが、果たしてどうなりますやら…。