野球、サッカーに続き、球技では日本で3つ目のプロスポーツとなるバスケットボール「Bリーグ」が22日、開幕した。歴史的カードで顔を合わせたのは、昨季のNBL王者・アルバルク東京とbjリーグ覇者・琉球ゴールデンキングス。試合はA東京が80―75で琉球を下した。

 立ち上がりは琉球の動きが重く、第1クオーターで6―19のビハインド。地力に勝るA東京がそのまま優位に試合を進めるかと思われた。

 だが、琉球も第2Qの2分過ぎに29―28と逆転する意地を見せた。

 第3QにはA東京が再び15点差をつけるが、琉球も第4Qに岸本隆一(26)や喜多川修平(30)が3点シュートを決め、残り2分を切った時点で3点差に迫った。会場を埋めた9132人の観客からは地鳴りのような歓声が起きるが、最後はA東京が逃げ切った。

 白熱の好ゲームで、止まっていた時計の針がようやく再び動き出した。

 日本の男子バスケットは2005年、日本協会の参加で運営されていたスーパーリーグ(当時の名称)から数チームが脱退する形でbjリーグが誕生。それ以降、2リーグに分裂した状態が続いていた。トップリーグの分裂という異常事態に、国際バスケットボール連盟からは全ての国際大会出場を禁止する処分が下された。

 その危機的状況下で、サッカーのJリーグチェアマンなどを歴任した川淵三郎・現エグゼクティブアドバイザー(EA=79)が日本バスケット協会会長に就任。処分の解除だけでなく、リーグ統合とBリーグ誕生にも尽力し、この日を迎えた。

 試合後、川淵EAは「これからがスタート。将来はNBA(米プロバスケット)に5人ぐらいの日本人選手が送り込めるようにしたい」と話した。

 サッカーがJリーグの誕生でW杯の常連国となり、日本人が欧州のトップリーグでプレーすることが当たり前になったように、バスケットも続くことができるか。今後に注目だ。