リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルス金メダルの高橋礼華(26)、松友美佐紀(24=ともに日本ユニシス)組が“地味王者”のレッテルを剥がすことに成功した。

 ヨネックスオープン第3日(22日、東京体育館)でタカマツは五輪後初戦を迎え、台湾ペアを21―7、21―15で下し、準々決勝に進出した。試合内容もさることながら王者の貫禄を示したのが“交友術”だ。陸上男子400メートルリレー銀メダルの山県亮太(24=セイコーHD)や柔道女子57キロ級銅メダルの松本薫(29=ベネシード)、同48キロ級銅メダルの近藤亜美(21=三井住友海上)、シンクロナイズドスイミング銅メダルの三井梨紗子(23=東京シンクロク)、陸上女子長距離の上原美幸(20=第一生命)を招待。豪華な顔ぶれはいずれもリオつながりで、2人は応援を力に変えた。

 驚いたのが主催者側。メダリストの来場は寝耳に水だった。大会前、一部関係者は「フジカキ(藤井瑞希、垣岩令佳組)の時は(福原)愛ちゃんがよく応援に来ていた。今回は何も聞いていないし、ちょっと地味かもしれない」とボヤいていた。タカマツはあっさりと見返した格好だ。

 正面玄関にはタカマツと女子シングルス銅メダルの奥原希望(21=日本ユニシス)のクリアファイルが並んで売られたが「ダントツでタカマツが売れた。奥原選手より200枚くらい多い」(別の関係者)。金メダル効果は観客数にも表れ、5850人を動員した。それでも高橋はまだまだ不満げで「(会場は)拍手と『オー』と『アー』だから盛り上がってたんですかね? 全然ピンとこない」。盛り上がってきたバドミントン人気を確固としたものにするまで、満足できないということか。