若きエースは大丈夫か? 日本陸連は17日、8月の陸上世界選手権(ロンドン)のマラソン代表を発表し、女子は12日の名古屋ウィメンズマラソンで初マラソンながら日本歴代4位の2時間21分36秒をマークした安藤友香(23=スズキ浜松AC)のほか、清田真央(23=同)、重友梨佐(29=天満屋)、男子は井上大仁(24=MHPS)、川内優輝(30=埼玉県庁)、中本健太郎(34=安川電機)を選出した。

 マラソン代表は2013年世界選手権での福士加代子(34=ワコール)の銅メダルを最後に苦戦が続く。そうした中、期待を一身に集めるのが安藤だ。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)は、女子は男子ほど世界との差がないことを指摘し、表彰台を見据えた。

 安藤も「日の丸を背負って走るので身の引き締まる思い」と意気込んだが、一方で気になる言葉も口にした。

「暑いのは基本的にあまり好きじゃない。インターハイ(全国高校総体)は全然走れなかった。その思い出が夏は嫌いというイメージになっている」

 愛知・豊川高時代、夏のインターハイは2年時に3000メートル決勝最下位、3年時には同予選敗退と散々な内容だった。ロンドンの夏は日本ほど厳しくないとはいえ、30度を超えることもあり、名古屋と状況は一変する。

 そもそも暑さの克服は難しい課題だ。男子もエース格の川内が苦手にしており、過去2大会はともに2時間15分を切れずに惨敗している。トラウマ打破を誓う安藤だが、日本陸連は早急な対応を迫られそうだ。