厚木ガス株式会社(厚木市旭町/佐々木孝取締役社長)はこのほど、神奈川県住宅供給公社(横浜市)と「孤立死等対策に関する協定」を結んだ。公社が管理する厚木市、伊勢原市、愛川町にある賃貸住宅5団地(約400戸)に厚木ガス(株)の検針員が定期的に検針などに訪れることから見守り協力を依頼された。

検針員は対象団地内での検針時に「メーターが長期にわたり動いていない」「戸別訪問の約束時に声がけをしても家の中から応答がない」など普段と異なる状況時に会社に報告を行う。この報告を速やかに公社につなぐことで孤立死などの防止に役立てる。

担当課の関口宏之さんは「これまでも当社をご利用の皆さまに何かあった場合には検針員に通常業務の範囲内で同様の対応をお願いしています。地域のガス会社として、地域の皆さまの安心や安全を守るお手伝いをこれからもしていきます」とコメント。

厚木ガス(株)は2022年12月には厚木警察署と「災害時におけるガスの臨時供給に関する協定」を締結。また23年4月には愛川町と東京ガス(株)3社連携で、持続可能なまちづくりに向けた包括連携協定を締結している。