「カタコト英語でもネイティブに通じる!」「仕事ではシンプル英語だ」といわれていますが、いざ外国人と出会うと、「Nice to meet you!」のあとは、まったく会話が続かない……。そんな経験、ありませんか?

そんなときは、思わず「やっぱり中学英語は通じない」と思いがちです。しかし、その理由は「外国人と話すネタがわからない」からなのです。

そこで今回は、『同時通訳者が教える 英語雑談の全技術』の著者であり、国際会議や企業間交渉といった第一線で活躍する通訳者の木内裕也氏に、簡単な雑談フレーズをキーワードに「ネイティブたちは仕事の合間に何を話すのか?」を解説していただきます。

英語に興味があって、いろいろ学んだという人でも、「英語での雑談は苦手」という人は、けっこう多いのではないでしょうか。

米国と日本で通訳をしていて、「この人は通訳者を使わなくてもいいくらい英語ができるな」という人でも、英語でのちょっとした会話などが苦手という人は多いものです。といっても、言語も文化も違う相手を目の前にすると、どのように会話をしたらよいのか迷ってしまうものです。自己紹介から、スムーズな人間関係を構築するための定番フレーズから、「欧米人たちの雑談のルール」を紹介しましょう。

外国人に名前を覚えてもらう方法

まずは、皆さんご存じの、超基本フレーズをおさらいしましょう。自己紹介といえば、このフレーズですね。

My name is Kentaro Kaneda.(私の名前は、ケンタロウ・カネダです)
 
まず注意したいのは、名前、特にファーストネームは必ずゆっくり発音することです。外国人にとって、日本人の名前はもちろん外国語。一回聞いただけで覚えることは非常に難しいものです。たとえば皆さんも、

I’m Josef Abrham.

My name is Kathryn McGuire.

(※臨場感をだすため、あえて和訳を省きます)

といった自己紹介をされて、パッと覚えられるでしょうか?

私たち日本人の名前も同様で、日本語の名前は外国人には覚えにくいということを頭にいれておきましょう。

My name is Kentaro. Ke-n-ta-ro.

というように、名前を言った後に一音ずつ分けて発音するとよいでしょう。また、

You can call me Ken.(ケンと呼んでいいですよ)

と、短くするとさらに覚えてもらいやすくなります。