お笑いの世界では、唐突に話題を振ってその人の慌てぶりを見て楽しむ「無茶ぶり」ですが、仕事で上司からの無茶ぶりは正直笑えないものも……。長いキャリアを生き残るための“無茶ぶり対応”についてこの記事では考えます。

無茶ぶりは、成長の糧か脱落への落とし穴か?

私が外資系コンサルティング会社に転職して2日目。入社オリエンテーションが終わって携帯電話が配られました。

「上司からの伝言が入っていると思うので聞いてみてください」と言われ、確認すると、「明日はA社(お客様企業名)に9時に行って、Bさんと会ってください」とのこと。

行ってみるとお客様との会議がセットされていて、「明後日の役員会議までにプロジェクト進捗と提言をまとめておいて。これ今までのプロジェクト資料ね」と分厚いキングファイル3冊をどさっと渡されました。「ミッションインポッシブルの世界か……」と思ったのがコンサルタントとしてのキャリアのスタートでした。こんな無茶ぶりとも思える洗礼はコンサルティング業界では珍しい話ではありませんが、人によっては心が折れてしまう人もいます。

無茶ぶりかどうかは、仕事そのものの内容に加え、振られたほうのスキルや時間資源などのキャパシティによって決まるので、何をもって無茶というのかは一概には言えませんが、ひとつ言えることは、無茶ぶりをうまくさばけた人は、「自分はその仕事で鍛えられた」という人が多く、無茶を無茶ではないと感じるレベルに自分が成長したと感じています。