上昇志向はよいことですが、それを強制されるとしたらつらいことです。しぶしぶそれを続けていたら、疲れてしまう人がいても当然でしょう。

2014年に厚生労働省から発表されたうつ病などの「気分障害」の患者数は、推計111万6000人。頑張っても評価されない、仕事の責任が大きい、などさまざまな理由が考えられるようです。そんな背景にも、「できる」「成果を出し続ける」ことが負担になっているということがあるかもしれません。

しかし、芸人のヒロシさんはそんな価値観とは距離を置いています。「月収●万円」という世界から、「●千万円という世界」まで見てきたヒロシさんは、日めくりカレンダーのベストセラーに続き、本も執筆中とのことで、目下「再ブレーク」がうわさをされていますが、本人は、今「再ブレークはしたくない」とのこと。

そんなヒロシさんに、「ほどほどでよし」の生き方を聞きました。

世界ブレークはきっと疲れる

僕は、まだブレークする前、1カ月7万円だけで東京で生活していたのです。信じられますか? 毎月いくらの家賃で生活していたんだろうという話ですよね。

一番売れていた時の月収は4000万円。今は、税金や社会保険などをとられて手取りで月収60万円くらい。大企業の課長さんくらい、という感じでしょうか。

結構、国に取られてます。自分が大変だったときは、パンもくれなかったくせに、ですね。

これだけ金額に差があると、元に戻りたいでしょう、という方はいるかもしれませんが、そんなことは思わないんです。