『週刊東洋経済臨時増刊 生保・損保特集2016年版』では、現役トップクラス生保レディ、退職を決意した生保レディ、乗合代理店に転じた元生保レディ・・・という異色の組み合わせの座談会を実施した。人が定着しない体質、タブレットの使い勝手、マイナス金利の影響など、現場の実態を語ってもらった。

Aさん:業界歴16年、40歳代。20歳代から生保レディとして活躍し続け、現在はトップクラスの実力派

Bさん:業界歴28年、50歳代。トップクラスの生保レディ。業界内外に広い人脈を持ち、業界に問題提起するなど意識が高い

Cさん:業界歴6年。40歳代。真面目な実務派で、新人教育にも注力してきたが、この秋に退職を決意。別の業界へ転職する

Dさん:業界歴23年。40歳代。3年前に生保レディから乗合代理店の営業社員へ転職。前向きで元気な個性派

新人育成改革の効果、現場の感覚は

――ここ数年、大手生保各社は、教育体制の強化を図っていると発表していますが、現場の感覚はいかがでしょうか。新人育成の改革の効果を感じますか。また、辞める人は減ったでしょうか。

Aさん:当社では新人の査定を緩和して、新人が仕事を継続しやすいような工夫をしています。たとえば小型の0・5件カウントの契約を1件という扱いにして、給与や査定条件をクリアしやすくしています。実際に、辞める人はここ最近減っています。

Bさん:うちではこの4月から、旧人が自分の契約を新人と同行営業して成績を折半すると、旧人に1万円が入るという施策を取っています。古い人たちの契約フォローを新しい人たちにも担ってもらうということだと思います。それで、確かに辞める新人は4月から減り、旧人たちも、施策で給与が増えた人もいます。でも小型契約で折半すれば1万円というのは、多すぎると思うけど。

Cさん:支社長が採用強化の方針を取ったことで新人層が増え、活気が出ました。