タブレットで一流講師の授業が格安で受けられる「スタディサプリ」など、異業種に躊躇なく参入することで知られるリクルートが、今度は決済ビジネスで一旗上げようとしている。

リクルートHDの子会社で飲食店予約サイト「Hotpepper(ホットペッパー)」など生活媒体を手掛けるリクルートライフスタイル(LS)と、同じく子会社のリクルートペイメントが、決済ビジネス「Airペイ」の事業展開を本格化する。

Airペイは、店舗側が一台の小型端末を導入することで、複数のクレジットカードや電子マネーによる決済が利用できるようになるサービスだ。

手数料は業界最低水準

これまでVISAとマスターカードのみ対応していた決済端末で、12月上旬をメドにJCB、アメリカンエキスプレス、ダイナースクラブ、Discoverといった国際カードブランドの取り扱いを開始する。Suicaなど交通系電子マネーの対応も進めており、来年3月末までに実施する。TポイントやPontaへの対応も12月上旬に始めるほか、JCBのポイントまとめサービス「POICHI」が取り扱うポイントにも順次対応していく。

リクルートLSによれば、6つの主要な国際ブランドカードと交通系電子マネーを米アップル社の「iPad」などのスマートデバイスと決済端末1台だけで完結できるのは業界初だという。

Airペイの最大の特徴は手数料の透明性と導入コストの低さだ。決済手数料率は通常、相対で決まるため不透明感が拭えない中、AirペイはJCB、ダイナース、Discoverは売上高の3.74%、それ以外は3.24%とすることを明示している。これらは業界最低水準だという。

ちなみに、決済業界で価格破壊を起こしたスクエア社(米国サンフランシスコに本社をおくスクエアの日本法人)の決済手数料は一律3.25%。ただし、JCBなどには非対応で、国際カードには3社しか対応していない。