クックパッドで検索数が年々高まっている注目すべき食材がある。それが「鶏むね肉」だ。年間検索数の推移を見ると、2011年からこの5年で約2.2倍に増加している。2016年上半期の集計ではついに食材別の検索数ランキングでトップ10入りを果たした。ちなみにそのトップ10には豚肉、卵、鶏肉のタンパク源の種類が数多くランクインしているが、食材の「部位」としては鶏むね肉のみが指名されているのが特徴である。

検索数に比例して、同じく急増しているのがレシピ投稿数だ。クックパッドの鶏むね肉のレシピは今や5万品を超えており、炒める、揚げるなどのさまざまな調理法で、おかずやお弁当などさまざまなシーンに登場していることがうかがえる。なぜこれほどまでに鶏むね肉は人気が高いのだろうか。

老若男女から愛される理由

①高タンパク・低脂肪でヘルシー

牛豚鶏肉の部位別にタンパク質、脂質を見ると、鶏むね肉100g中タンパク質は22.3gと高く、脂質は1.5gとかなり低い。たとえば豚ロース肉の場合はタンパク質21.1g、脂質は11.9gであり、肉類の中では極めてヘルシーなタンパク源だと言える(同様に高タンパク低脂肪のタンパク源は、豚ヒレと鶏ささみがあげられる)。タンパク質は筋肉や血液、皮膚などの人間の身体をつくる主成分。しかも脂肪分が低いということは、体型を気にしてワークアウトやダイエットしている人に特におすすめの食材なのだ。

②低価格である

さらに注目したいのが価格だ。国産鶏もも肉が100gあたり97円程度であるのに対し、国産鶏むね肉は100gあたり57円程度と圧倒的に価格が低い。高タンパク低脂肪で栄養価としては鶏むね肉と同等の国産ささみも100gあたり97円程度であることから、「低価格な高タンパク源」として鶏むね肉は優秀すぎる食材といっても過言ではないだろう。