1年で最も抜け毛が多い季節は、実は秋。髪にとって毒となる紫外線や塩素を大量に浴びるのは夏ですが、その影響が実際に現れてくるのは2カ月ほど経ってから。抜け毛が多い秋こそ、薄毛対策をしっかりと行いたいところです。

リーブ21が行った「頭髪に関する悩み度調査」によりますと、脱毛が進行している人は日本国内で推定約4200万人(2013年発表)。日本人の成人の人口は約9800万人ですから、2人に1人は薄毛になっているともいえるのです。まだ薄毛になっていない方も「自分は大丈夫」と安心して髪をいたわらないと危険です。

『世界一簡単な髪が増える方法』の著者であり、育毛専門ヘッドスパ「PULA(プーラ)」で代表を務める辻敦哉さんは、「薄毛対策で真っ先に考えるべきは、育毛剤でも遺伝でもなく、髪や頭皮の毒素を防ぎ除去すること」と指摘します。

まずは毒素の除去を考えよう

私はこれまで2万人近くの方の頭部を見てきました。お客様のお話を伺ってきて思ったのは、薄毛を促進してしまう行動が多いことです。しかも、育毛に良かれと思ってやられていることの多くが、逆に薄毛を招いています。薄毛対策でまず大事なのは、毒素を除去することです。せっせと育毛剤を振りかける方も多いのですが、毒素がある限りは解決には至りませんし、毒素を消すだけでも髪が生えてくることも多いのです。

髪にとって毒になるのは、紫外線、塩素のほか、頭皮の乾燥、血行不良、合成洗剤のシャンプー、リンス、栄養不足、眼精疲労などです。薄毛対策とは、これらを除去することから始まるのです。「父も祖父もハゲているから、自分は諦めている」と言う方も多いのですが、遺伝は薄毛の原因のごく一部です。毒素の除去によって、薄毛予防はいくらでもできます。