上下の生地や色がそろったスーツではなく、違う生地や色のジャケットとパンツ(スラックス)を組み合わせる「ジャケパン」スタイルのビジネスマンをよく見かけるようになったと思いませんか?堅いといわれる金融業界でさえ、一部の会社部署によってはジャケパンスタイルが許容されているそうです。

私は「プロの目線でユニクロもカッコよく!」をモットーとして、これまで延べ3800人以上のビジネスマンのファッションをトータルコーディネートしてきました。そんな私からは、近年、「ビジネスファッションのカジュアル化」が進んでいるように見えます。

なぜ、あの人はジャケパンを着るのか?

もちろん、ビジネスファッションの王道がスーツスタイルであることは言うまでもなく、ジャケパンが主体のビジネスマンも、客先や社内行事などのTPOに合わせ、スーツを着用する場面もあります。

一方、ジャケパン主体に踏み切ったビジネスマンたちは、なぜ「脱スーツ」に踏み切ったのでしょうか?私がクライアントにヒアリングしたところ、その理由が浮き彫りになりました。

「ジャケパンの同僚が多い本部に異動になった」(メーカー31歳)
「IT系で服装自由。これまでカジュアルだったが、年齢に相応しい恰好を考えた結果」(IT系38歳)
「顧客に女性が多く、スーツでは堅い空気になりがちだから」(保険37歳)

つまり、円滑に仕事を進める関係性構築の手段としての脱スーツ。共通するポイントは「対人関係の最適化」のためといえそうです。

ところが、ジャケパンデビューの時点では、彼らもトライ&エラーの連続でした。