1日で体重を落としたいなら脂肪吸引かもしれませんが、一瞬で「見た目体重」を落としたい女性がまず手を着けるのは、断然、「髪」です。

前髪の分け目を変えたり、ヘアカラーで小顔に見せたり、顔に影を作る毛を落とすだけで、実際に数キロ痩せるよりも、よっぽど「痩せて見せる」ことができます。

髪で「見た目体重」をコントロールできることをいちばんよく知っていて、それをフル活用しているのが女性芸能人。私はいままで、数多くの芸能人のヘアスタイルを撮影させてもらったり、そのこだわりを取材させてもらってきましたが、彼女たちは、とてもよく「髪と、その見られ方」の関係性を研究して、少しでも美しく見えるヘアスタイルを取り入れています。

ほとんどのアイドルが作る「命毛(いのげ)」とは

拙著『女の運命は髪で変わる』でも触れましたが、見た目体重マイナス5キロを実現する「毛」をうまく操っているのが女性アイドルです。

たとえば、AKBの指原莉乃さんや渡辺麻友さんの髪型。前髪とは別に、ほほ骨のあたりにひと束、あごくらいまでの長さの毛が落ちています。これは意図的に落としているのですが、この毛が生み出す影は、顔をすっきり細く見せる効果があります。メイクでいう「シェーディング」にあたる影です。

この毛は、髪の毛をおろしているときだけではなく、髪をアップにするときに、さらに威力を発揮します。ポニーテールやツインテールにすることが多いアイドルにとって、このほほ骨のあたりに落ちる毛があると、髪をまとめたときにも顔が全開にならず、顔幅が狭く細く見えるのです。

ほほ骨に落とすこの5キロ痩せて見える毛のことを、私たちヘア業界の人間は「命ほど大事な毛」という意味合いで「命毛(いのげ)」と呼んでいます。よくよく観察すると、AKBメンバーやハロプロのメンバーのほとんどにこの毛があります。そしてももクロの5人にも、もれなくこの毛があります。