10月も半ばを過ぎ、秋の連ドラがスタートしています。その中で、みなさんにぜひ注目してほしいのは、阿部寛さん主演の「スニッファー 嗅覚捜査官」(NHK、22日スタート)、唐沢寿明さん主演の「THE LAST COP/ラストコップ」(日本テレビ系、放送中)、織田裕二さん主演の「IQ246〜華麗なる事件簿〜」(TBS系、16日スタート)の3本。

阿部さん52歳、唐沢さん53歳、織田さん48歳と、いずれもアラフィフの大物俳優ですが、実は「苦悩の時期を経て、現在の成功を手に入れた」苦労人でもあります。

しかも、思考回路や行動パターンは三者三様なだけに、そのサクセスストーリーはビジネスマンにとって参考になること必至。みなさんが「この3人が主演なら見てみようかな」と感じる理由が、確かにあるのです。

「イケメンモデル」に悩まされた阿部寛

まずは「スニッファー 嗅覚捜査官」主演の阿部寛さんから。同作での役柄は、人間離れした嗅覚を武器に事件を解決するコンサルタント。2006年の「結婚できない男」(フジテレビ系)では偏屈な建築家、2012年の映画「テルマエ・ロマエ」では古代ローマの浴場設計技師を演じたように、阿部さんは変わり者の主人公がよく似合うだけに、ハマリ役の予感が漂います。

しかし、ご存じの人も多いでしょうが、かつて阿部さんは身長189cmの長身を生かして『メンズノンノ』のモデルとして大活躍。イケメンモデルの先駆けと言うべき存在で、1987年の初出演映画「はいからさんが通る」では人気絶頂の南野陽子さんの相手役を務めました。

ところが、そのイメージからステレオタイプな二枚目役のオファーしかもらえず、濃い顔と長身が共演者と釣り合わないことも不利に働いて仕事は減り、何と約3年もの間パチンコで生計を立てていたそうです。

苦しい日々の中、ひと昔前の人気者にクローズアップした番組「あの人は今!?」(日本テレビ系)から声がかかったことで一念発起。役の内容や大小にかかわらず精力的に向き合うことにした阿部さんは、1993年の舞台「熱海連続殺人事件」で演じたバイセクシャルの刑事役が評判を呼び、再起への足掛かりをつかみました。