東急電鉄が、ベンチャー企業を対象としたビジネスコンテスト「東急アクセラレートプログラム2016」の最終審査会を実施。選出された各社は東急電鉄と業務提携し、新しいサービスを沿線に提供、その価値を高めることになるかもしれません。

沿線の新たなサービス創出とベンチャー企業育成を目的に

 東急電鉄が2016年9月20日(火)、「東急アクセラレートプログラム2016」の最終審査会を行いました。同社が沿線の生活利便性を高めるサービスの創出、沿線におけるベンチャー企業育成を目的に行っている、ベンチャー企業を対象としたビジネスコンテストで、今回が2回目の実施です。

 このたびの「東急アクセラレートプログラム2016」には、ビジネスプランの応募が95件あり、そのうちファイナリストに選出された6社と、ファイナリストに選出はされなかったものの、プレゼンテーションする権利を得た6社の計12社が、最終審査会でそれぞれのビジネスプランを発表しました。

 最終審査を通過した企業は東急電鉄の沿線においてテストマーケティングを行えるほか、東急電鉄との業務提携が検討されます。ファイナリストに選出された5社の概要、および東急電鉄沿線におけるビジネスプランは下記のとおりです(1社は社名、ビジネスプランとも非公表)。

・株式会社Huber.:訪日外国人と国際交流に興味のある学生などをマッチングするサービスを提供。東急電鉄の沿線に年間40万人の外国人観光客を誘致する。

・株式会社ステイト・オブ・マインド:縫製職人とオリジナル洋服などを求める人をマッチングするサービスを提供し、ファッションビル「SHIBUYA 109」のスタッフなどとも連携。“SHIBUYA”発のファッションを発信する。

・株式会社16lab:リモコンや電子錠、財布にもなる、身に着けられる超小型の端末を開発し、東急電鉄沿線のスマートシティ化を加速させる。

・株式会社Nextremer:対話可能な人工知能を開発し、東急電鉄沿線の駅において人工知能を用いた案内サービスを提供する。

・株式会社クラウドリアルティ:インターネット上で広く出資者を募るサービス(クラウドファンディング)を提供し、東急電鉄沿線における小規模不動産物件のリノベーションなどを加速させる。

審査結果は…? 一緒につくっていきたい「東急電鉄沿線の未来」

 最終審査の結果、「東急賞」がHuber.に、「渋谷賞」がステイト・オブ・マインドに、「二子玉川賞」がNextremerに、「NewWork賞」が16labとバカンに進呈されました(バカンはファイナリストではなく、プレゼンテーションする権利を得た6社のひとつ)。

 審査員を務めた東急電鉄の取締役執行役員 生活創造本部の市来利之本部長は、「非常にハイレベルな戦いでした。どのビジネスプランも本当に楽しく、東急電鉄沿線の未来を一緒につくっていきたいと思えるものばかりでした」と話します。

 なお東急電鉄は、昨年開催された「東急アクセラレートプログラム2015」の最終審査会に参加した企業のうち2社と、実際に業務提携を開始しています。