新大阪駅から、学研都市線の放出駅を経て、大和路線の久宝寺駅に至る「おおさか東線」。このうち現在建設中の「北区間」に新設される4駅について、概要が発表されました。

新大阪〜放出間で4駅新設、鴫野にも停車

 JR西日本と、第三セクターの大阪外環状鉄道は2016年9月26日(月)、おおさか東線のうち現在建設中の「北区間」、新大阪〜放出(はなてん)間に設ける新駅について、概要を発表しました。

 新設されるのは、西吹田(大阪府吹田市)、淡路(大阪市東淀川区)、都島(大阪市旭区)、野江(大阪市城東区)の4駅(すべて仮称)。いずれも高架駅で、上下線をホームではさむ「相対式ホーム」です。8両編成に対応し、各ホームにエレベーター1基とエスカレーター2基が設置されます。また、学研都市線の鴫野(しぎの)駅(大阪市城東区)にも、おおさか東線の列車が停車するようになります。

 北区間は、水運が盛んだった「水都」としての歴史や、水辺の自然の豊かさなど、「地域が刻んできた歴史と、暮らす人々のつながりを感じる駅」がデザインコンセプトになっています。西吹田駅は「神崎川と水路の風景」、淡路駅は「菅原道真と淡路」、都島駅は「淀川の渡し舟」、野江駅は「榎並猿楽」(鎌倉時代にこの地から発祥した能のルーツのひとつとなる芸能)を、それぞれ表現しているそうです。

 ちなみに淡路駅は、平安時代に中州であったその地を、菅原道真が淡路島と間違えて上陸したのが地名の由来と伝えられています。

「北区間」は2019年春開業予定 「南区間」にも新駅

 おおさか東線は、JR京都線(東海道本線)の新大阪駅(大阪市淀川区)から、学研都市線(片町線)の放出駅(大阪市鶴見区)を経て、大和路線(関西本線)の久宝寺(きゅうほうじ)駅(大阪府八尾市)に至る20.3kmの路線。既存の城東貨物線を旅客用としても活用することで生まれた路線で、大阪の東部地区を南北に結びます。すでに、「南区間」である放出〜久宝寺間は2008(平成20)年に開業。この区間を走る列車だけなく、JR東西線や大和路線に直通して尼崎〜奈良間を結ぶ「直通快速」も走っています。

 現在建設中である「北区間」の新大阪〜放出間は、2019年春の開業予定。大和路線や学研都市線から、大阪の中心部を経由することなく新幹線停車駅である新大阪駅へ直行できるようになります。

 なお今後、既存の「南区間」のJR長瀬〜新加美間にも新駅ができ、おおさか東線は新大阪と鴫野、放出、久宝寺を含む全14駅になる予定です。