不発弾の処理にともない、東海道新幹線と東海道本線の運転が一時、見合わされることになりました。発見された場所は、東海道新幹線沿線にあるJR東海の浜松工場です。当日は臨時列車の運転も行われます。

昼ごろには遅延回復を予定 臨時列車の運行も

 JR東海は2016年10月4日(火)、新幹線車両の整備などを行う同社の浜松工場(静岡県浜松市)敷地内で発見された不発弾の処理にともない、12月18日(日)に東海道新幹線と東海道本線の運転を一部区間で見合わせると発表しました。

 運転が見合わせになるのは、12月18日(日)の午前8時30分から、該当地域の規制が解除される9時30分ごろまでのあいだです。

 東海道新幹線では浜松〜豊橋間の上下線で運転見合わせとなり、JR東海によると、同区間を通過する列車に遅延が発生するとのこと。遅れが見込まれる列車は、具体的には以下の通りです。

●下り列車(合計30本)
・東京駅を7時30分に発車する「のぞみ11号」から「のぞみ27号」までの15本。
・東京駅を7時03分に発車する「ひかり461号」から「ひかり469号」までの8本。
・東京駅を6時56分に発車する「こだま633号」から「こだま645号」までの7本。

●上り列車(合計24本)
・新大阪駅を7時30分に発車する「のぞみ108号」から「のぞみ6号」までの11本。
・新大阪駅を7時17分に発車する「ひかり508号」から「ひかり462号」までの6本。
・新大阪駅を7時43分に発車する「こだま638号」から「こだま646号」までの3本。
・名古屋駅を8時00分に発車する「こだま634号」から「こだま644号」までの4本。

 JR東海は以上の列車について、最終到達駅基準で最大40分程度の遅れが想定されるとしています。また、これにともなう列車の運休はなく、不発弾処理が順調に進んだ場合、12時30分ごろに遅延が回復する見込みとのこと。運転見合わせ前に、その影響を受けない「のぞみ」の臨時列車も上下1本ずつ運行される予定です。

 また在来線の東海道本線では、その時間帯において浜松〜舞阪間の上下線で運転が見合わされ、下り列車は浜松始発が舞阪始発に、上り列車は舞阪行きに変更されます。規制解除後は、通常のダイヤで運転される計画です。

 このたびJR東海の浜松工場で発見された不発弾は、重量およそ860kg、長さおよそ153cm、直径およそ41cmの艦砲弾で、第2次世界大戦中に米軍が使用したものと思われるとのこと。JR東海は、すでに陸上自衛隊により防護措置が行われており、安全上の問題はないとしています。

 JR東海の浜松工場は、1912(大正元)年11月に鉄道院(JR、国鉄の前身)が蒸気機関車の修繕工場として開設したのが始まり。第2次世界大戦中は攻撃の目標とされ、大きな被害を受けました。不発弾処理にともなう東海道新幹線への影響も、今回が初めてではありません。