伊豆急行と東急電鉄が2017年7月、新たな観光列車を誕生させます。編成は既存の車両を改造した8両編成で、観光列車としては国内最大級の定員になる見込みです。

「アルファ・リゾート21」を改造

 伊豆急行と東急電鉄は2016年10月6日(木)、東急線と接続するJR横浜駅と伊豆急下田駅(静岡県下田市)を結ぶ新たな観光列車を誕生させると発表しました。

「上質な空間と魅力的な車内サービスで、心に残る時間を過ごしていただく」というその新列車は8両編成で、定員は100人程度。定員数で国内最大級とのこと。両社によると、さらなる地域活性化に向けて、JR東日本やほかの交通事業者、東急グループ各社と連携し、この列車の利用を通じて沿線の魅力を満喫できるよう、準備を進めているといいます。

 伊豆半島の東側、伊東駅と伊豆急下田駅を結ぶ伊豆急行は、伊豆をこよなく愛したという五島慶太会長(1882〜1959)率いる東急電鉄の「伊豆観光開発構想」(1953年)から生まれた鉄道で、東急グループの企業です。

 車両は1993(平成5)年登場の、展望席を備えるなど観光利用が意識された伊豆急行の電車「アルファ・リゾート21」を改造。デザインと設計は、JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」などのデザインで知られる工業デザイナーの水戸岡鋭治さん(ドーンデザイン研究所)が担当します。

 運行開始は2017年7月の予定。詳細については決まり次第、発表される予定です。

 なお、伊豆半島方面への観光列車としては今年2016年7月、JR東日本が小田原駅(神奈川県小田原市)と伊豆急下田駅のあいだで、特に女性が意識され、車内で飲食が楽しめる「伊豆クレイル」の運行を開始。首都圏からの手軽な旅先として今後、伊豆半島への注目が高まりそうです。