2017年夏の運転開始に向けて東武鉄道が進めているSL列車復活プロジェクト。その列車に使用される客車が2016年9月から10月にかけて、JR四国の多度津駅から東武鉄道の南栗橋車両管区まで鉄道で輸送されました。

今年12月にはJR東日本からディーゼル機関車を受け入れ

 東武鉄道は2016年10月5日(水)、SL列車復活運転プロジェクトに使用するJR四国の客車全6両が南栗橋車両管区(埼玉県久喜市)に到着したと発表しました。

 客車は9月28日(水)にJR四国の多度津駅(香川県多度津町)を出発。瀬戸大橋を渡り、山陽本線や東海道本線などを経て、翌29日(木)には熊谷貨物ターミナル(埼玉県熊谷市)に到着しました。

 10月3日(月)、6両のうち「スハフ14-5」「オロ12-5」「オロ12-10」の3両が熊谷貨物ターミナルを出発し秩父鉄道の羽生駅(埼玉県羽生市)へ。4日(火)にはこの3両が羽生駅の連絡線から東武線に入り、南栗橋車両管区に到着しました。

 残り3両の「スハフ14-1」「オハ14-1」「オハフ15-1」も、1日ずれる形で4日(火)に熊谷貨物ターミナルを出発し、翌5日(水)、南栗橋車両管区に入っています。

 計画されているSL列車は、蒸気機関車(SL)が車掌車1両と客車3両を牽引(けんいん)し、ディーゼル機関車がそれを補助する編成です。座席定員数はおよそ200席。2017年夏から、東武鬼怒川線の下今市〜鬼怒川温泉間12.4kmで、土休日を中心に年間最大140日ほど(1日3往復程度)が運転される予定です。

 C11形蒸気機関車207号機はJR北海道から、車掌車の「ヨ8634」はJR貨物から、「ヨ8709」はJR西日本からそれぞれすでに受け入れ済みで、今回のJR四国の客車6両に続き、今年12月にはJR東日本からDE10形ディーゼル機関車1099号機の受け入れが行われます。

 東武線に入った客車は、来夏の運転開始に向けて今後さまざまな整備や改修が行われます。